大雨の中の櫛田入り
15日早朝、博多祇園山笠の櫛田入り(櫛田神社への奉納)を見物しました。長く山笠に参加している社員が、プラチナチケットの桟敷席を入手してくれました。雨の中、夜中の3時前に櫛田神社内の仮設席に着座し、5時の一番山笠をじっと待ちました。傘禁止。ポンチョを着て「雨よ、これ以上降らないでおくれ!」と祈ったのですが、その祈りもむなしく、4時ころには本降りに・・・。次第に服の隙間から雨が忍び込んできて、ついには下着まで達し、ブルッ!と震えだします。寝不足もあり「やばいな!風邪ひくぞ!!」の悪寒を感じながらも、南極のペンギンのような態勢で丸まり「耐えがたきを耐え~」と自分に言い聞かせじっと待ちました。4時半頃。降り続く雨の中、法被にふんどし姿の一番山笠の男衆が境内に集まり始めました。薄い法被は雨に濡れて肌にピッタリ張り付いています。その中には、私より年上の方も多く見受けられます。それどころか、小学校に上がる前の子どもたちもいます。保育園の運動会なら、間違いなく中止の状況です。どうしてこの人たちは寒くないのだろうか?「当事者」と「傍観者」の差を感じました。本番直前の5時前、さらに雨脚が激しさを増しました。豪雨のレベルです。そんな中、一番山笠が櫛田入りしてきました。ものすごい迫力!迫力!迫力!「熱」を感じました。↓↑「祝いめでた」の大合唱。私も歌いました。気が付いたら雨も寒さも忘れていました。「人」が織りなす「力」を感じました。それは感動という「熱」に転換されます。いいものを見せてもらいました。