「さて、お待ちかねのシティ編だ」
「はあ」
「なんだいや」
「いや、張り切るのはええけど、シティがお待ちかねという人はあまりおらんで」
「しかも前篇・後編に分けてお送りする」
「なんの需要があるだや」
「まあええけん」
「では移籍から行こうか」
「こんな感じだな
<加入>
夏:ロランド・ビアンキ
ヴァレリ・ボジノフ
ジェルソン・フェルナンデス
マルティン・ペトロフ
エラーノ
ジオバンニ
ヴェドラン・チョルルカ
ハビエル・ガリード
カスパー・シュマイケル
ジョー・ハート
冬:フェリペ・カイセド
ベンジャニ・ムワルワリ
ネリー・カスティージョ
<放出>
イェオリオス・サマラス
ポール・ディコフ
イシュマイル・ミラー
ベルナルド・コッラーディ
ダマーカス・ビーズリー
トレバー・シンクレア
ジョーイ・バートン
ウスマヌ・ダボ
アテム・トラベルシ
シルヴァン・ディスタン
スティーヴン・ジョーダン
ニッキー・ウィーヴァー」
「長いわ」
「前タイ首相のタクシンがオーナーになったせいで金ばっかりはあったでな」
「それにしても放出したな」
「これはあとあと効いてくるんだが、まあそれも後の方で話す」
「監督もピアースからエロ紳士ことエリクソンに変わったな」
「ピアース時代の最後の方はとにかく惰性でやっとるようなチームだった」
「プレミアでいちばんつまらんチームなんて言われとったからな」
「ピアースを代表監督に!という声があるが、わしは疑問だで」
「まあそれは置いとけ」
「では開幕してから12月初めごろまでのフォーメーションだ」
ムペンザ
(ビアンキ、サマラス)
エラーノ
ペトロフ ジョンソン ハマン アイルランド
(フェルナンデス) (ジオバンニ)
ガリード リチャーズ ダン チョルルカ
シュマイケルorハート
「4-4-1-1か」
「開幕3連勝を飾ったりして、年が明けるまでは4位あたりにおったな」
「エリクソンのチームらしく守備意識が高く、よく組織されたゾーンプレスが効いていた」
「ふむ」
「守備のときにはハマンがアンカーに移行して、4-1-4-1的になっとったな」
「ハマンはシーズン通してよかったな」
「彼がおるとおらんとでは守備が全然違う。周りをうまく使って、自分はあまり動かずにボールが奪える」
「何気にえげつないしな」
「あれだけ足の裏でがりがり削っておいて、退場がゼロだけんな」
「これぞプロフェッショナルという感じだな」
「そしてボールを奪ってからのカウンターで点を取っていた。エラーノの味付け、ペトロフのスピードとクロス、アイルランドのフリーランがポイントだった」
「しかしFWが弱いな」
「ビアンキが予想以上にフィットしなくて、FWは日替わりだった」
「ムペンザはようがんばっとったけどな」
「しかしFWが基点になれないというのはきつい」
「他に悪いとこはないんか?」
「左サイドが弱いな。ジョンノことジョンソンとガリードは個人としても守備が弱いうえに、ガリードはマイボールになったらすぐにオーバーラップしてペトロフを助けるというタスクがあったけん、どうしても裏が空きやすい。それにFWがキープできないから、奪ってはまたすぐ奪われ、の繰り返しでMFが疲れて中盤が空いてくる」
「それでまあ、だんだん頭打ちになってきたとこでチェルシーに虐殺されたわけか」
「10月の終わり、スタンフォード橋で0-6とボコボコにされた」
「あの後1ヶ月はガリードが使われたけど、そのあとは左サイドバックがボールになったな」
「うむ。わかりやすく守備を重視した選手起用になった」
「別にボールの守備が良いわけではないけどな」
「まあバランス面では格段にいい」
「それで、このあとはどうなるだ?」
「あの男がスタメンに帰ってくる」
「誰だや」
「エリクソンの恋人ことデライアス・ヴァッセルに決まっとるがな。代表時代が嘘のように使われなかったのが、12月からはスタメンで使われるようになる」
「ヴァッセルはまさにエリクソン好みという感じがするな」
「守備をさぼらんし、チームのために必死で走って体を張るからな。おまけにカウンターのスピードもある。オーウェンとルーニーのいいところを足して3で割って得点力を引いた感じだな」
「それは引きすぎじゃないのか」
「ここ5年くらいまともなシュートを打ったのを見たことがないからな」
「まあそうだが」
「あともう一つ言えば、ジョンノの怪我もあってチョルルカが中盤に上がったな」
「彼は異様なほど落ちついとるな」
「足も遅いし寄せもちんたらしとるし、最初はとんでもないやつを取ってきたと思ったけどな」
「1月の移籍市場までは、そうやって凌いだと」
「うむ。それを今から紹介したいのだが」
「だが」
「長くなったので次回」
「それではまた」
「ごきげんよう」