1週間に1回とか言っといて全く更新してないでやんの。
新企画「非代表選手の肖像」。A代表経験のないイングランド人について、あれこれ言っていきたいと思う。
<GK>
■スチュワート・テイラー(アストン・ヴィラ)
1発目からなんだが、正直プレーをほとんど覚えていない。ずっとアーセナルでシーマンの控えをしていた。そのころは確かU-21にも選ばれており、1stGKがシーマンだったおかげで1シーズンに10試合くらいは出場していたのだが、レギュラーをとれるほどには成長せず、そのうちレーマンが来て追い出されてしまった。反応も良いしキャッチングも安定していた気がするが、その程度のGKなら掃いて捨てるほどいるのも事実。2ndGKとしてなら満足できるレベルだなあという気はする。
■スティーヴン・バイウォーター(ダービー→イプスウィッチにローン中)
ウェストハムユース出身だとずっと思いこんでいたのだが、違うのね。ロッジデール出身で、17歳の時に0.25mでウェストハムに来ている。活躍次第で1.75mまで移籍金が上がる仕組みになっていたというから結構期待されていたのであろう。実際ジョー・コールやキャりックと一緒にFAユースカップを制しており、U-21代表のキャップもある。しかしその頃の同僚ロビンソンやカークランドがA代表にまでなったのは対照的に、怪我やベテランGK(ヒズロップ、フォレスト、ジェームズなど)との争いで出場機会がなく、伸び悩んだままこの年に。別段反応や何かが優れているわけでもなく、安定感もないがハイボールにはそこそこ強い。
■ジョー・ハート(マンチェスター・シティ)
今シーズンの躍進で一気に注目されているヤングスター。大柄だが俊敏で、シュートを打たれる前にパタパタ倒れたりしないところが良い。シュートをはじくのもうまい。チーム内のライバルであるシュマイケル息子は不安定さが逆にチームをハイにさせていくタイプだが、ハートは派手なプレーを見せずチームを落ち着かせるタイプ。20歳してこの安定感はイングランド人にしては特筆もの。どうでもいいがピッチに投げ入れられた風船のおかげで失点してしまった先日のスパーズ戦での、必死に風船を踏んづけて割っていた姿はきっと大人のお姐さん方をキュンとさせたことであろう。
■ロス・ターンブル(ミドルズブラ)
FAユースカップ準優勝メンバー。その後レンタル先のクルーだかカーディフだかで良いプレーを見せていたと思っていたが、Wikipediaではカーディフのデビュー戦でいきなりミスをしたためにひっこめられてしまったとあって、混乱中。ジャイアンのような見た目からわかるとおりパワフルで空中戦とかに強い。ちなみにオーストラリアには同姓同名の車や道路やなんかの協会の元会長 さんがいる。
■スティーヴ・ハーパー(ニューカッスル)
ずーーーーーーーっとシェイ・ギヴンの控えをやっているベテランGK。それはそれで味わい深い人生かもしれない。アラダイスには気に入られていたらしくちょこちょこ試合に出ていた。キャッチング、セービングともに安定した良いGKだがゴールマウスにへばりついて出てこないことが多々ある。キックが下手で、ゴールキックを蹴った後はいつも「アイテテテテテ」という感じでぴょんぴょん跳ねるので注目。また将来は審判になろうと思っているらしく、非難されがちな審判を冷静に擁護するコメントを出したりする、意外とプレー以外の引き出しが多い選手である。