担任はその男の子について
とても悩んでいました。

宿題も教科書も持ってこない、
筆箱が無い日も多い。

それらが無いと授業で困るので、
席が近い子に見せてもらっていて
迷惑をかけている。

親にも伝えたけど変わらない。

「もうほんと困ってて」
と担任がため息をつきました。

「私が役員の仕事で学校に来た時、
その子がずっとそばにいたんです。
なんか、かまって欲しそうで。
もしかしたら怒られることでも
先生の気を引きたいのかも。
さみしいのかな、と思います」

担任は「そうかなぁ〜、うーーん」
とモヤモヤしている。

あ、まずい。

長男の話をしないまま
時間がどんどん過ぎていた!