絶対利得の基準は等方性アンテナ{E=(30P)^0.5/d}
相対利得の基準は半波長ダイポール{E=(49.2P)^0.5/d}
利得の計算は電力で行う。
電界強度(電位の微分)なら2乗する。

・等方性から見た半波長ダイポールの利得
49.2/30=1.64
10log1.64=2.15[dB]
(概算で5/3{10/(2・3)}の1.67で2.22dBだが面倒なので2.15は(超有名なので)覚える)
・等方性アンテナから見た微小ダイポールの利得
45/30=1.5
10log1.5=10(log3-log2)=10(0.4771-0.3010)=1.76[dB]
・等方性アンテナから見た1/4波長接地アンテナの利得
98.4/30=3.28
10log3.28=10(log1.64+log2)=10(0.215+0.3010)=5.16dB

感想
半波長ダイポールより
1/4波長接地アンテナの方が利得は高いが
私は放射抵抗があるので
(最低でも半分は放射抵抗で占める)
放射効率が悪くて電界強度が低くなるんだと思う。
大体理想的な接地が出来、他に損失がなければ
半波長ダイポールと同じだけの電界強度が出るだろうが
どうせ理想的な接地など出来るはずないだろうから
半波長ダイポールより凄く悪くなることが普通であろう。
しかしまぁ利得という表示がいかにあてにならないかが
このように考えたらわかりますね。
繰り返すと半波長ダイポールと1/4波長接地アンテナは
同じ電力を入れたら理想的には
同じ全方向電力となる。
同じ電力=2^0.5の電界強度(計算値)=2倍(3dB)の利得
となるようだ。
実際に飛ばないはずの1/4波長接地アンテナが
利得が2倍(3dB)高く出るので
みんな不思議に思うようですね。
インターネットで調べても回答が見つからなかったので
書いてみました。
最初は同じ(実際の)電界強度と書いたが
指向性利得などの考慮があり面倒なので
全方向電力に変更しました。