レビュー評価=70点/100点
テーマが多すぎて収拾つかなくなってることを人は「大作」と呼ぶ。
【あらすじ】
パンを盗んだ罪で牢獄に入っていたジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、
出所後、なりゆきでファンテーヌ(アン・ハサウェイ)の娘、コゼット(アマンダ・セイフライド)の
面倒をみることに。
執拗なジャベール刑事(ラッセル・クロウ)の追跡をまきながら、
コゼットとひっそり暮らしていくのだが…。
【辛口映画レビュー】
原作のあらすじは知っていたもの、
この映画についてはまったく予習なしで行ったところ、
開始直後、登場人物たちが突然歌いだしたのでびっくりしました。
ミュ、ミュージカルだったんだ…。笑
笑ったのは、
ジャン・バルジャンが、ジャベール刑事から逃れて、
神父さんにかくまってくれとお願いするシーン。
ここでもまたいきなり大声で歌い始めるんだけど、
いや、見つかる見つかる!!笑
肝心の歌は、というと…、
男性陣のソロは少し聞き苦しい。
アン・ハサウェイ演じるファンテーヌの歌は評判いいみたいだけど、
娼婦という特殊な環境にいる彼女に、そもそも感情移入するのが難しい。
普通の芝居と、丁寧な人物描写で感情移入させて、
ここぞというときにドーンと歌って心をしびれさせる、
そのなんとも言えない高揚感、一体感がミュージカルの醍醐味だと思うんだけど、
この「レ・ミゼラブル」は全般的に、セリフが少なくてほとんどが歌だったので、
メリハリがなくてちょっとだれた感じがあった。
そして、人物描写が雑。
ジャベール刑事、何がしたいの?笑
マリウス、革命の心はどうしちゃったの?
あまりにもおおざっぱなまま進行するので、
登場人物たちの行動が意味不明に見えるのが残念。
それでも良かったのは、後半。
前半とはまったく違うテーマになっていて、革命のための闘いが描かれる。
このあたりの歌は、集団の力がみなぎっていて、悲哀も伝わり、とてもよかった!
正直、前半はずっと、
「これ、なんでミュージカルにしたの??」って感じでしたが、
後半やっと、
「これならミュージカルでもいっか」と思えました。笑
【まとめ】
ミュージカル映画って、難しい。
私が好きなのは、
大して共感はできないけど、若さとテンションで乗り切る「ハイスクールミュージカル」、
圧倒的な歌唱力とかっこよさの「ドリームガールズ」くらい。
映画「レ・ミゼラブル」は、迫力もあるし、出来事もめまぐるしく変わるし、退屈はしないはず。
愛、友情、革命、復讐、歴史、etc…、
テーマがあちこち分散していて、妙に「大作」っぽく見えるのがポイント。
ただ、それぞれは浅いストーリーなので、
作品全体を楽しむというよりは、「好きな歌」だけ楽しんだり、
いろんなテーマがつめこまれたお得感を味わいたい人におすすめ。
私も、後半の歌の高揚感、喪失感を味わうために、もう一度見てもいいかなという気はします。
レビュー評価=70点/100点
テーマが多すぎて収拾つかなくなってることを人は「大作」と呼ぶ。P.S.
ラッセル・クロウのジャベール刑事、肉付き よすぎです。笑
あー、久しぶりに「グラディエーター」が見たい!







笑