サムイエ寺


初めての日記なので、何を書こうか迷いましたが、チベットで一番記憶鮮明に覚えている土地の話をしようと思います。
「サムイエ寺」は779年にチベットで一番最初に建設された「仏殿・経典・僧侶」がそろった僧院です。
建立の際、仏教が入り込むことを良しとしない土着の神様(ボン教)が建設を妨害するために、夜になると建設中の寺院を壊してしまうので、密教の行者がはるばるインドからやってきて土着の神様を仏教に帰依させ、そのうえ建設の手伝いまでさせるというなかなかの荒技なお話が残っています。この際インドからやってきた行者とはパドマサンババ(グルリンポチェ)のことでその後ニンマ派の開祖となった人です。
ニンマ派(宗派のお話はこれからゆっくり指定校と思います)の総本山であるこのサムイエ寺は寺そのものが教典の説く宇宙の構造、つまり立体のマンダラをあらわしています。王が中国から招いた禅宗の僧と、インドから招いたインド仏教の僧に論争させ、国教となるべき宗教を決定したのもこの寺といわれています。
写真ではわかりにくいと思いますが、曼荼羅のように円形の塀に囲まれ、中心には黄金の塔を持つウツェ大殿といくつかのストゥーパが配置されています。
それぞれの建物の中には色鮮やかな仏画や仏像が並び、ウツェ大殿では毎日僧侶のお勤めが行われていました。
