もっともっと大きい被害にあわれた方も大勢いますが、今回の件で得た教訓をお伝えできればと思います。
ちょっとでも耳を傾けていただけると幸いですm(_ _ )m
☆準備が必須なもの☆
1.LED&ソーラー型ライト
よくある懐中電灯では寿命が持ちません。私の家にあった単1の電池を4本使うタイプのライトでも3日持ちませんでした。
被災地では電池を手に入れることは本当に困難になりますから(特に単1と単3)、高寿命型のLEDタイプがあると本当に心強いです。
自宅にソーラータイプの照明があったので本当に重宝しました。ホームセンターなどで購入できると思いますので、保険だと思って是非準備してみてください。
光があるだけで安心度は桁違いです。
2.ガスコンロ&ガスボンベ
これを家の倉庫で見つけたときには本当に喜びました。
ライフラインの中で一番復旧に時間がかかるといわれるのがガスです。
宮城でも現在「閉栓」作業を行っている段階です。
これから復旧作業を行い、そのあと一戸一戸点検に回ってから「開栓」を行っていきます。
おそらく完全にガスが使用できるようになるにはあと2ヶ月はかかるのではないでしょうか。
私の家はオール電化タイプだったので電気の復旧と同時に調理が可能になりましたが、ガスを使用している方は是非ガスコンロとガスボンベを持っていてください。
被災時に温かいお味噌汁・コーヒー等を飲めることはほんっっっっとうに幸せです。
オール電化タイプ以外の型は電気を使用するIHタイプのコンロもおすすめです。
ライフラインの中で電気が一番最初に復旧しますから^^
3.自転車
現在県内は自転車の売り切れが続出しています。ほんとうに購入することができません。
被災が起きるとガソリンの供給が止まる、でも食糧確保をしなければいけないということで、現在自転車に注目が集まっています。
我が家にも私の高校時代の自転車が残っていましたがw、もう少し落ち着いたら電動アシスト付自転車を購入することが決定しました。
4.非常食
私の家でも備蓄はしていたのですが、タイミング悪く半年前に賞味期限が来たためそこで消費し、以降準備をしていませんでした。
1人3食×3日分でもいいです。缶詰などを準備していてください。
緊急時にはお腹が空くことを忘れますが、想像以上に体力は減っています。
いざというときにちゃんと動くことが出来るよう、食べ物だけはきちんと準備していてください。
冷蔵庫が活きていれば(電気は止まっているでしょうが)、賞味期限ごとに仕分けをして効率よく消費するのもとても大事です。
お肉などは極力最期まで確保していたいとも思うのですが、食べれなくなるとそこで終わりですからね
5.ラジオ
これは本当に目から鱗でした。
「被災地の中心にいると一番情報が欲しい自分たちが情報を手に入れることが出来ない」という、本当に基本的なことを見失っていました。
携帯・インターネット・テレビ・新聞に慣れた生活をしているとこんなことすら忘れてしまうんですね
情報が手に入らないというのは本当に不安です。実際、私が県内の被害状況を知ったのは地震から2日経ってからのことでした。
携帯のアプリなどでラジオを聴くことも出来ますが、電気が止まっているときは携帯の電力はそのまま命に繋がる大事なものですから、絶対に専用のラジオを準備してください。
今回電気が復旧して、ようやくテレビなどを見れるようになって感じたことです。
民放など多くのテレビ番組で「○○に住む○○さん、心配しているので連絡ください」といった呼びかけのコーナーがありましたが、実際被災を受けている地域ではそのテレビを見ることが困難な状態です。
大阪に住む私たちの親戚もテレビで呼びかけてくれていたそうですが、まったく見れませんでした。
それよりは各避難箇所に行って名簿を作り、直接被災者が安否を伝えたい方たちへ情報を伝えられるような体制を作れれば、と思います。
6.避難方法マニュアル
これは必須です。本当に必須です。
平日のお昼などに災害があったとき、「誰がどこに向かうか、どこを集合ポイントにするか、誰かが誰かを迎えに行くのか行かないのか」などをきちんと決めておく必要があります。
地震があった当日、私は会社から4時に帰宅命令が出ましたが、そこからどう動くかとても迷いました。
「電車・バスは動かない。タクシーもつかまりそうにない。歩いて帰ろうか。でも家族が変な気を使って会社まで迎えに来るかもしれない。そんなとき私がいなかったら行き違いになるかもしれない」などといろいろ迷ってしまってなかなか動くことが出来ませんでした。
話は脱線しますが地震があった当日、作り話でもなんでもなく、弟と「地震や戦争なんかがあったら、お互い駅前にいるんだし、○○中学校で集合ね~」という話をしていました。本当に偶然というか虫の知らせというか…。
おかげでその中学校に向かい、かなり時差があるメールでのやり取りで本当に弟と合流することができたのですが、この朝の会話が無かったら果たして私はどうしていたか…。
ですから実家にいる方は「会社・学校から家に帰るときはこのルートを通って家に帰ってくる」とか、一人暮らしの方は災害用伝言板などを上手に使い、また実家の方たちにも使い方をしっかり伝えておきましょう。
実際、メールがリアルタイムで届くのは稀です。平気で2時間3時間遅れて届いていました。
「今○○にいる。これから歩いて帰る」なんていうメールが3時間送れて相手に届いても、まず合流することは不可能ですし、そこで相手が「じゃあそこまで迎えに行こう」なんて思ってしまっては余計に混乱する原因になります。
なんてことは無い、蓋を開ければよく言われている避難道具の中身そのものです。
でもその貴重さがこういう状態になって初めて痛感できたというのも事実です。
現在被害が少なく、ホームセンターなどが開いている地域に住む皆さん。
心からのお願いですから、だまされたと思ってこういったものの準備をしていてください。
いちど災害が起きると物資の調達は困難を極めます。ぜひぜひ気をつけてください。
○近況報告○
私はすっかり立ち直り、先週末には市主催のボランティア登録をおこなってきました
昨日・一昨日は被害が大きかった地区のおじいちゃんおばあちゃんの家に行き、話し相手やお掃除や片付けをしてきました。
ついこういうときは被災地以外からの助けに依存したくなってしまうのですが、そうも言っていられませんからね^^
被災者が被災者を助けるといったことがこれからもっと大事なるのではないかと思いますヾ( ´ー`)
実際、登録している方は日に日に増えているようですし東北は、宮城は元気になりますよ^^
あと私事ですが、ずっと連絡が取れなかった海沿いに住む友人と連絡が取れました。
「うちの前で安藤さん(キャスター)がテレビ撮影してたぜw」とか笑いながら言ってたときは思わず脱力してしまいましたが…それもあの人なりの気を使わせないための優しさなのだと思い込むようにしました。
ただ、悲しいですがこういうときに小さなことで心無い荒れ方をする人もいます。
他の地域、他の人は関係ない。自分が住んでいるところがよければそれで良い、という人もいます。
でもそんなのは本当に一握りだと信じたいです。ほとんどは傷ついている人に手を差し出せる人達だと信じたいです。
こういう余裕が無くなるときこそ、他人を思いやれるような人間になりたいと心から思います。
みなさんも隣の人にちょっとだけ優しくしてみてくださいねヾ(*~▽~)ノ表には出さないかもですが、絶対喜んでくれているはずですよ^^