先月、とある機会で法衣を着ることになってしまった小豆です
え~、今回の記事は少林寺拳法を学んでいる方以外には一切興味が無いお話だと思うのでゴメンナサイ
そもそも少林寺拳法の『法衣』ってな~にってことなんですけど、
はい、この黒いのが法衣ですヘ(゚∀゚*)ノ
通常はこの下の白い道衣だけを着用しているのですが、式典の際など何か特別なことがある場合のみ着用するのがこの法衣なのです。
※一部の海外支部では有段者が普段の練習でも着用しているそうですが、恐らくそれは「だってかっこいいじゃ~ん」的な感じなのだと思います。とりあえず日本国内では通常の練習で着ることはまずありません。
着たことが無いという人も多いかもしれませんね^^
で、それほどのレア装備なわけですから、いきなり「着ろ」と言われても中々大変なわけで
私も学生時代に着たのが最後だったので、今後のメモ用に法衣の着方を書いておきたいと思います。
①中の道衣の帯は締めない
意外に知らない方が多いようですが、法衣の下には帯は付けていません。
これは帯をつけたままにすることで、その上に着る法衣がダブダブになるのを防ぐ為です。
ですから、まずは道衣の帯を取り、上衣を下衣の中に入れます。
想像してみてください。道衣のシャツイン状態を……ね、結構いけてないでしょw
②法衣を纏う
無事にシャツイン(w)が完了したら、いよいよ法衣を着ます。
内側と外側に紐が付いているので、それを結べばとりあえずは第1段階終了です。
③袖をまくる
ここが判りづらく、また1人で着るのが難しいポイントです
通常状態の法衣はお寺のお坊さんが着ているような感じで袖の部分がダラーンと垂れているのですが、法衣を着た状態で演武などを行う際には袖を上げる形になります。
※ただし祭事の際にはそのままです。どちらを選択するかは参加する行事の内容によって変わります。
上の写真も袖が無いのではなく、袖をまくりあげているんです
法衣の袖を真ん中までまくると、袖の内側から1本の紐が現れます。
ようはこの両袖の紐を襟(首)の部分で縛るんですv(^-^)v
この際、袖は2つ折りにします。1回しか折らないと折り目がうまく肩の所にきません。
④縄を締める
袖の部分が完了したなら、今度は腰の部分に縄を締めます。
縄といっても中には綿が入った太い布製の紐です^^
縄の締め方は、正面から縄を当て→後ろで十字に交差して前に持ってくる→前に持ってきた部分を普通に結んで→余った部分を腰の辺りから上に出す、という具合です。
上の写真を見ると、腰の部分の紐が3本になってますよね。
この3本のうちの真ん中部分が前で結んで余った紐です。
これを一番上の紐の下を通して上にニョキっと出すんです
⑤袖下部分をを縄の中に通す
③で袖をまくりましたが、当然ここではまだ袖下の部分がダラーンと伸びたままですから、この袖下の部分を今結んだ紐の中に詰めてしまうわけです。
ですから、④であまりギッチギチに締めちゃうと裾を通すスペースが無くて非常に苦戦します。
とは言え緩過ぎるとすぐ袖下部分が外に飛び出しちゃうんですけど
それから袖が飛び出すのを恐れる余り、必要以上に裾を中に入れるのも危険です。
あまり深く入れすぎると肩が上がらなくなりますwですから裾を入れた後は肩をグルグル回したりして、身体の稼動を邪魔しないか確認しましょう。
注意点
・襟元で結ぶ袖の紐はしっかり結ぶこと。演武中にここが解けると大変です。
・裾をしっかり縄の中に入れること。入れ方が甘いと演武中に裾が飛び出してきてしまうことがあります。
基本的な部分を押さえていれば、縄の結び方などは長さに合わせて多少調節しても問題ないようですから、そこは着ながら調節する方が良いです
私も今回の件で③の部分が怪しかったので(袖の結びは誰かに手伝ってもらっているので、着方の記憶が曖昧でした)いろんなサイトを検索してみたのですが、まともに着方を書いているサイトが無かったので書いてみました。
いつか誰かのお役に立てればとおもいます:*:・( ̄∀ ̄)・:*: