スピリチュアルでも、覚醒者とされる言葉でも、宗教でも、よく「この世界は幻想だ」と言われることがあります。
実際に幻想のマトリックスは存在していますが、それはその個人又は集団が魂の層が断裂し、アストラル界の妄想的な幻想の中に居るから知覚されるものです。
それはその人が幻想の中にいるけであって、この世界が幻想だというわけではありません。
自分の感覚を絶対的なものだと思って、世界自体が幻想だと思い込んでいるのです。
精神医学でいう「現実感喪失」という状態に陥っているのかもしれません。
これがエスカレートすると、ノンデュアリティの一部の人が言っているような「誰もいない、何もない。ただそれが起こっているだけ」とか、インドの有名な覚醒者とされる人の「身体は存在せず、惑わされた心にだけ身体は存在している」「マインドは存在しない」という言葉が信じられてしまいます。
この観念に囚われていると、エゴマインドが暴走しても放置されますし、肉体を伴った 生物学的アセンションの道を進む事は不可能です。
しかしこれは、歴史上で「覚醒者」とされる人が、今回のアセンションサイクルが本格的に始まる前に「悟った」時に辿りついた境地です。
彼らの時代には肉体を伴うアセンションに至る為のエネルギーや、DNAテンプレートを使うことはできませんでした。
スピリチュアルで一般的に「アセンデッドマスター」と呼んでいる存在達もそうです。
ですから、歴史上の「覚醒者」が言った言葉だからといって、その観念に囚われないようにしたいものです。