引用:リサ・レネイ サバイバル・コンシャスネス , リラックス、ファイトフライト、フリーズ - アセンション用語集 (ascensionglossary.com)

 

  サバイバル(生き残りをかけた闘いの)意識とは、「不足の意識」とも表現される最も低く原始的な意識波動スペクトルです。

 それは、ネガティブ極性における第1チャクラの不均衡になる主な原因であり、無意識のマインドの主な内容であると同時に、本能的な生存の為の根源的な恐怖の種を保持する赤い波動スペクトルで振動しています。

 

 人は、人間としての基本ニーズが満たされないと、最も低い意識波動スペクトルに置かれるので、生存の為に闘わなければならないという、最も原始的な行動や知覚になってしまいます。

 長く続いている極度のストレスや、脅威や危険を感じた時の「やるかやられるか」という恐怖の反応は、生存意識や不足の意識にまつわるその人の信念に連動しています。

 

 人類の物質主義を操る為に「不足の意識」のマインドコントロールを悪用することで、個人の安全・安心・自尊心を巡る深い恐怖に基づく信念体系が刺激されるのを知っておく事が重要です。

 地球上の多くの人々が、貧困や家を失うのではないかという強迫観念に怯えています。

 これは人々の過去世の記憶と関係があり、シュメールとエジプトで起こったエイリアンの本格的な侵略に対して、自衛できなかったという集合的無意識の記憶と直接繋がっています。

 

 その結果、現代の多くの人間は、物質主義の中にある種の安心と安全を見出そうとする病的なまでの欲求を持っています。

 危険に晒された時に完全に無力だと感じた結果、その無意識の個人的恐怖の感情をどうにかしようとしているのです。

 

 安心感を得ようとする物質主義的な病理の結果、人々は安心感を得る為の物質的な実証に取り憑かれるようになり、増々自己愛的になり、霊的に分離し、共感能力を失っていきます。

 アメリカのような物質主義的社会では、人々は自己価値感を高める為、又は不快な問題や困難な課題と向き合う事から逃げる為に、過剰な量の商品を購入し、買い物依存症のようになっています。

 

 唯物論者は、世界的な消費主義経済が人類を搾取し、惑星の資源を流出させ、一部の人間の為に莫大な利益をもたらす一方で、人類の奴隷制度・貧困・苦しみをダイレクトに増大させる構造になっているという事実を無視する傾向があります。

 

 恐怖が体の中でどのように生み出されるかを理解すると、不安や恐怖のパターンの呪縛を解き放つのに役立ちます。

 これは人体が生理学的に、恐怖やトラウマによってどのように影響を受け、それが闇の力によってどのように利用されるかについての基本的な情報です。

 人間の生物学には、エネルギーと情報処理の異なる3つのプロセッサがあり、そのうち2つは顕在意識で機能し、もう1つはレーダーの水面下で機能しています。

 自分の思考や感情を認識していても、サバイバル脳が何をしていて、それが感覚にどのような影響を与えているのかについては、あまり認識していません。

 

 サバイバル脳は、他の2つの脳が手を火傷したことに気づく前に、ストーブから手を離す脳の機能です。

 体の安全を守るために、環境で起こっている事に驚くほど素早く反応するのです。

 人間の体にはこのように、体を生かしておく為のソフトウェアのプログラムがあらかじめ組み込まれているようなものです。

 

 では、意識のレーダーの下にある脳の下層部では何が起こっているのでしょうか?

 

ソフトウェア:サバイバルプログラム
 下層の脳は基本的に3つのモードで動いています:リラックス・やるかやられるかの臨戦体勢・フリーズ(停止)。

 

 非常にシンプルに説明する為に、信号機をモデルとして使用します。

(スティーヴン・ポージス著 「多迷走神経理論」 より)

赤信号:生命が脅かされている状態→フリーズ(反応停止)

黄信号:危険→やるか、やられるか(臨戦体勢)

青信号:安全→リラックス(社交的)、体の休息と消化

 

 「青」の時はリラックスしており、脈拍も呼吸もゆっくりで、食べ物を消化し、昼寝をし、愛する人と一緒にいることを楽しみ、共感することができます。

 

 下層の脳が危険を感じた瞬間、「黄色」に切り替わります。

 迷走神経は横隔膜より下の器官を全てシャットダウンし、横隔膜より上の器官をスピードアップさせます。 

 利用可能なエネルギーが即座に増加するので、超人的な力を得ることができ、火事場の馬鹿力が出ます。

 これは、体が一瞬にしてできる驚くべきことです。

 人間の体は、ごく短時間にこのようなことができるように設計されているのです。

 しかし、食べ物をろくに消化できず、眠ることもできず、愛する人との時間を楽しんだり関係を築くこともできないような、「黄色」の状態に陥りはありません。

 通常、このような状態に陥る理由は2つあります。

 1つは、実際に安全でない状況で生活しており、危険な状態にあるというのがその状況の正確な評価である場合です。

 もう1つは、過去の未解決のトラウマを持っており、それを下層の脳が今この瞬間に起こっていると錯覚している場合です。

 

 「赤」のゾーンに入るのは特別な状況です。

 これは下層の脳が、体がその体験に耐えられそうにもないと認識したため、脳をシャットダウンした状態です。

 体は死んだふりをするために動けなくなり、苦痛を最小限にする為に麻痺状態になり、意識は何度も体から遠のいたり、体から切り離されたりします。

 繰り返しになりますが、体が一瞬で陥る驚くべき生物学的反応です。

 SRA悪魔儀式のような幼少期から続く慢性的な虐待や、戦争や拷問で、強い衝撃を受けるとこのような状態になります。

 目はうつろで、声は一本調子、体は生気を失って静止し、無意識的なちょっとした動きも無く、正常に動作しない事を意味します。

 

 サバイバル脳の問題は、それをごまかすことができないということです。

 リラックスしたいのであれば、生理機能が青に移行する為の条件を整えなければなりません。

 他者を食い物にするような人と暮らしていたり、そういった人の下で働いている場合、自分の基本的なニーズが満たされていない場合、黄色に移行するでしょう。

 つまり、恐怖を取り除くということは、脳と神経系が自分が安全であると認識できるような選択をするということです。

 

 人類ほとんどの時間を黄色のゾーンで生活しているので、黄色のレベルと「やるか、やられるか」という臨戦体勢の変化についてもっと詳しく見てみましょう。

 神経系の活性化レベルの増加に注目してみます。

 黄色のレベルが1-10段階のうちの5ぐらいのレベルだと、「やられる」側に不安があり、「やる」側には怒りあります。

 10ぐらいのレベルでは、それぞれパニックと逆上があり、体の機能が停止又は赤に切り替わる限界値に近づいています。

 この情報は、神経系がいつ変調をきたし、生理機能がいつ臨戦体勢に移行するかを特定できれば、そこから抜け出す為に必要な措置を講じることができるという観点から共有しています。

 情報を得ることで、対応の選択肢を増やすことができます。

 

 ストレスが溜まっていることに気づいたら、ペースを落とし、下層の脳が再び安全だと判断できるような状況を作り出すことが重要です。

 そうすることで、過度の興奮状態から生理機能が解放され、体が再びリラックスしたり、緑に戻すことができます。

 

 スターシードの神経系は非常に感受性が高く、様々な周波数が体を流れているので、神経系が疲労している時は、充電の為に平穏と静寂を作り出すことがとても役立ちます。

 

 常に黄色に固定されている場合は、体のエネルギーの消費のペースが速くなります。

 ですから、緑に戻る為のコンディションを整える為に、少し時間を取ることが最善なのです。

 自分の内なる何かが刺激されたり、活性化していることに気づいたら、スピードを落として、何が起こったのか、原因は何かを自分に尋ねてみましょう。

 

 顕在意識上の何かと結びつかない場合は、潜在意識下の記憶や、別のタイムラインからの分割データの繋がりがあると考えてください。

 それらを同様に扱い、関連する恐怖・痛み・トラウマを体から取り除く作業を行いましょう