自死が遺族に与えたもの | shiopiのブログ

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経験を通して伝えたいことを伝えていけたらいいな

 お母さんが亡くなって数日。私は気が付けば泣き、何も手に付かない日が続いていた。


 旦那は明らか苛立っていて、「いつまでメソメソしてんねん!」と私に怒鳴る。


 仕事も辞めてしまった。


 何もかもイヤになり、いつ死んでもいいとさえ思った。



 ご飯を食べれば、お母さんは空腹で死んだのに申し訳ないと思って食べた物を吐き出し、笑う自分なんてお母さんの死を悲しんでないんじゃないかと思い笑わなくなった。


 1ヶ月で5キロ痩せ、最終的には10キロ痩せた。それでも食べては嘔吐していた。



 お母さんに対して、憎しみと悲しみが交互に訪れて訳がわからなくなった。


 私をおいて、勝手に死んだ卑怯なお母さん。誰にも相談出来ず1人で死んだ可哀想なお母さん。


 自殺は駄目なんだよ。本当に。遺された人の心をこれでもか、とえぐる。


 どんなに辛いことがあっても、苦しくても逃げずに生きてほしかった。


 遺された者はそれでも生きなきゃいけないんだから。死ねば済むなんて子どもに教えないでよ。私の模範になってよ。親なんだから。


 買い物に行けば、皆んながこっちを見てる気がした。あの人のお母さん自殺なんだって?そんな声が聞こえる気がして外に出るのも怖くなった。


 友達が気分転換に外でお茶しよう、と誘ってくれても誰とも話したくなくて断り続けた。海の底に沈んだ貝のように心を閉ざした。誰も私の気持ちなんてわかる訳ない。と頑なに。。


 ねぇ、お母さん、一言でいいから声を聞かせてほしかったよ。相談してほしかったよ。絶対に力になったのに。死ぬ間際、私の顔、私の子ども達の顔ひとっつもチラつかなかったのかな。寂しいよ。ごめんね。頼りない娘で。ごめんね、力になれなくて。大好きなお母さん今すぐ逢いたいよ!