【長男】1歳くらいまでの違和感①

切迫早産にはなったが、点滴のおかげか、38週までもって産まれてきた。

この時は障害があるなんて思わず、「無事に産まれた」と思ってた。

あやせばよく笑ったし、表情も豊か、目が合わないと思ったこともなかった。

でも今振り返ると、0歳代の時から、普通じゃなかったと思うこともある。

（※あくまでもキマル君の場合です。これに当てはまる子でも、自閉症スペクトラムとはかぎりません）

場所見知り、人見知りしない

2歳くらいまで、場所見知り、人見知りしなかった。

初めて会う人に抱っこされてもニコニコしていた。

記憶の限りでは、泣いたことは一度もなかった。

なので、赤ちゃんモデルとしては、天性の才能を発揮した。

オーディションはトントン拍子で受かり、撮影も何の問題も無くこなしていった。

現場に行けば一番可愛いし、泣くことは一度もなかったので撮影ではいつも褒められ、作品もたくさん残していった。

この時は、心から可愛いと思っていた。

今のキマル君と、赤ちゃんの時のキマル君が同じ人物だと思えなくて…

私の中では、あの頃のキマル君は別人になってしまった。

キマル君の人生で一番輝いてたのは、2歳までだったのかななんて思ってしまう。

これはこれでいい思い出だけど、華やかな世界から、障害者の世界へと入ることになり、そのギャップに辛くなる。

あまり泣かない

お腹が空いても、オムツが汚れても泣くことは少なかった。

眠いときは泣いてたけど、ほとんど泣かないから育てやすい子だった。

義母いわく、主人も育てやすかったらしいから似たのかな、と思ってた。

とにかく主張がなかった。

「将来、自分の主張が出来なくて困らないといいね」なんて会話をした記憶がある。

つま先歩き

運動面に関しては、寝返り、ハイハイ、歩行と、むしろ少し早いくらいで進んでいった。

が、１人で立てるようになってから、つま先立ちが多くなった。

歩き出してからは、バレリーナみたいに歩くことが多かった。

痛くないのかなと、いつも思った。

気になってはいたけど、感覚刺激を楽しんでいるなんて思いもせず、私の両親とその様子を見て、笑っていた。

②へ続きます。

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