じいちゃんの
通院は
たいがい
わたしが
付き添っています
病院

夫の親なのに
夫は
いつも
知らんぷり

なので
たまにはと
夫に頼んでみた

今度の
じいちゃんの
病院
連れてってくれない?

えー、俺が?
と言いながらも
仕事を
休んでくれた

そして
その日

朝9時
夫の運転で
じいちゃんは
病院へ向かい

わたしは
2号と
約束があり
仙台駅まで
出かけた

ばあちゃんは
家で
お留守番
ニコニコ

12時38分

夫から
別件で
LINEが来たので

病院どうでしたか?
と聞くと

「最悪でした
お客さんと
仕事の電話を
している間に
勝手に
家に帰って
いました
その間
10分の間の
出来事でした」

え、、
ガーン

お会計の辺りを
じいちゃんが
ウロウロ
していたら
事務の人が
お会計を
手伝ってくれて
タクシーに
乗って
1人で
帰ったらしい
ガーン

そのあいだ
夫は
病院中を
探し回って
1時間後
家にいた
ばあちゃんから
電話を受け
事実を
知ったという
タラー

いつも
お金を
持たないのに
たまたま
5000円を
持っていて
会計
できちゃったのも
悪かった

夫は
カンカン
ムカムカ

もう二度と
付き添わない
ムカムカ

「でもさ

LINEに
10分って
書いてたけど

それは
嘘よね

検査室に
入っているときに
お客さんと
電話したって
いうけど

そのあとに
先生の診察とか
会計ファイル
受け取りとか
結構
時間かかるもん」

そう言うと
さらに
逆ギレ
もやもや

もうこっちが
最悪

じいちゃんは
認知症で
住所も言えなくて
タクシーに
乗って
帰れたことが
奇跡

運転手さんに
なんて
伝えたの?

「○○の方まで」

そのあとは
昔通った
居酒屋を見つけ
そこから
道案内
できたらしい

ひとりに
されて
心細かったって

可哀想に
ショボーン

これから
絶対に
ひとりに
しちゃダメ

仕事は
大事だけど
じいちゃんの
お世話に徹して

そうお願いしました

そして
二度と
付き添わないとか
言わないで
自分の親でしょ

夫は
ひとりっ子

自分たちが
面倒を
みるしかないの

でも
やっぱり
心配で

次の時は
わたしが
連れていきました
リムジン後ろリムジン前

ほんと
疲れる

って愚痴
笑い泣き