昨日
病院で
待ち時間の
あいだに
スマホでゲームを
していたら
薬指に
あるはずの
指輪がナイ…
母の形見の指輪
頭が真っ白に
そんなときに
かぎって
同意書を
書いて欲しいとか
言われちゃうし
急いで
書き終えて
指輪探し
大きな病院です
歩いたところを
行ったり来たり
総合案内にも
聞きに行きました
届いてないって
あとは…
お手洗い
ペーパータオルで
手を拭いた時
総合案内の方に
使用済みの
ペーパータオルの入った
ゴミ箱を探したいと
お話したら
感染症のことも
あるので
できないとのこと
母の形見
なんですと
ひどくがっかり
していたら
お掃除の方に
連絡を
してくれて
その方も
手袋をつけて
お掃除の方と
2人で
探してくれました
お掃除の方は
クシャッとしたり
紙をブンブン
振ったり
でも
案内の方は
『小さいものだもんね』
『出てくるといいね』
1枚ずつ
広げて
探してくれたのです
優しい
なんて優しいの
指輪がなくなって
泣きそうなり
人の優しさに
触れて
泣いた
そして
指輪は
車の中に
よかった
今日も
病院だったので
総合案内の方に
指輪があったことを
お伝えしたら
心から
喜んで
くださいました
母が亡くなったとき
つけていた指輪
外そうとしても
なかなか
外れず
生きてないとはいえ
無理やり取ったら
痛そう
かわいそうで
できない…
清拭をしてくれる
看護師さんに
取れるようなら
取って欲しいと
お願いしたのです
そんな
ことがあっての
指輪
もう絶対
なくしたくない
すぐに
引き出しに
しまいました
