子どもたちが
小学生のときに
近くの神社の
お祭りに行った時の話
なぜか
そこの神社の
お祭りは
必ず
雨が降るの
にわか雨だったり
ザーザー雨だったり
その年も
わりと本降り
行った時は
雨も上がって
いたけど
足もとは
ドロドロ
泥だらけ
子どもたちも
わたしも長靴
時間は
薄暗く
離れたところの
人の顔が
見えないくらい
部活も終わり
学校帰りの
中学生で
ごった返しでした
チョコバナナを
買うのに並んでいたら
2号が
ママ!
お金拾った!
え?
2号の手元を見ると
泥まみれの
1000円札
さあどうする?
2号は
届けてくる
おまわりさんに
届けたー
満足気な2号
だけどね
その人
おまわりさんじゃ
ないから…
警備の服着た
バイトの兄ちゃん
だから…
(とは言えず)
バイトの兄ちゃんが
その後
その1000円を
本物のおまわりさんに
届けたかどうかは
分かりませんが
神様の
目の前での
出来事です
ジャッジの行方が
気になります
お金を拾った話
といえば
うちのじいちゃんの
25年くらい
前の話ね
(当時のじいちゃん54歳)
同僚のチバくんと
チバくんの家の近くで
立ち話を
していたとき
どこからか
1万円札が
風で飛んで
きたんだって
ラッキー
と思って
拾い上げ
周りを見渡したら
近所の
奥さんたちが
すぐ近くで
井戸端会議を
していたそうで…
じいちゃんたちの
行動をじっと
見ていたんだって
じいちゃんは
奥さんたちに
聞こえるような声で
チバくんや
こいづ
警察に
届けっぺ
そそくさと
車に乗り
本当に
交番に届けた
らしいのです
車に乗った後のこと
奥さんたちには
分からないのにね
要は自分の
気持ちの問題
しばらくして
おまわりさんから
電話がきました
警察からの電話って
何ごと
めっちゃ
焦った記憶が
あります
持ち主が
現れなかったので
えっと…
なんていうんだ?
拾得者にプレゼント
されます
みたいな
電話内容でした
チバくんと
半分こ
チバくんは
ラッキー
だったね