昨日のブログにチラッと書きました 『せん妄』とは
病気や薬の影響、環境の変化などによって意識障害が起こり、混乱した状態のこと。時間や場所がわからなくなったり、幻覚を見たり、興奮するといった精神症状が出ます。人格が変わってしまったように感じることもあるでしょう。暴れたり、周囲に対する暴言や暴力が出ることもあり、治療や看護にも大きな影響を及ぼします。
正にその通りのことが 起こりました
まず昼夜逆転・・・
寝かせてくれません・・・
突然 『可愛いね おりこうさんね こっちいらっしゃい』
誰もいないところに向かって手招きをしています
『どっちがおにいちゃんなの
』 って・・・
いったい誰が見えるの～～～
その時は せん妄なんて知らなかったから 本気でビビリました
『おばあさん 誰もいないよ』というと
『あれ～ 可愛いぼくちゃん どこいったかなぁ』
ちんぷんかんぷんな言動はこれだけではありません
『年寄りをこんな下駄箱のあるところに閉じ込めて
』と
急に凶暴になり 目くじらを立てたり・・・
いつも穏やかな人なので 怒った顔を見るのは初めてで・・・
そんな時に役にたったのが サンタさんからもらったあれ
プリンちゃんに声をかけて ニコニコ笑っていました
やっぱり人は笑顔が一番いいよね
家で母の帰りを ずっと待っている父のためにも
（母がどこにいるのか理解していないけど・・・）
早めの退院をお願いし １週間ほどで退院させてもらいました
退院の日 父も病院にきてくれたのですが・・・
なんかね・・・ 父がまとも・・・
父のほうが 認知症が酷かったのに 正常に思えるんです
家に帰ってから 母が『あそこに小鳥がいる
』『パタパタしてる』
ポットのほうを指差して言うのです
もちろん そんなことはありません
そのときの父の反応が 驚くくらい まともすぎて
首をかしげながら 『おばあさん 困ったな』って笑ってる
いつもなら 困らせてる側の父が 言うんだもの
これから先 この夫婦はどうなるんだろう
離れている間 おばあさんはおじいさんを
おじいさんはおばあさんを お互いのことを気にかけていて
お互い認知症が進んでいっても 労わりあっていくんだろうな
