1号とお出かけをしていたときに 兄からＬＩＮＥがきました
『おばあさんが胸が痛いと言うので救急車を呼びました』
母から腰が痛いとか 首が痛いとか めまいがするとか
そんな言葉はよく聞きましたが 胸が痛いは初めてです
１号が助手席に乗っているから 平常心を保つよう
大丈夫 大丈夫と 小声でつぶやきながらの運転
自分の鼓動が響くのが分かる ハンドルを持つ手が汗ばんでる
手に汗ってこういうことか・・・
病院に着いてから検査などを受け 入院が決まるまで６時間
母の様子は 痛い痛いと苦しそう
普段重ね着をして 着膨れしていたのか ふくよかなはずの母が
ホッソリというか ガリガリになっていました
母の認知症が酷く 個室で付き添いが必要となりました
初日の病室は 付き添いのベッドも立派で寝心地がいい
けど 徘徊の恐れがあるのでベッドは使わずに椅子での看護です
その頃 実家では これまた認知症の父が 母を探し回るという
そちらも目が離せない状況となっていました
父は兄嫁が 母をわたしが面倒を見ることになりました
そして検査の結果は胆管炎 胆石というものでした
二日目 石を取り除く処置をしてもらいました
合併症を起こす可能性もあるので
油断できる状況ではないということを 担当医から言われました
病棟が変わり 病室の窓からは観音様が見えます
観音様のような優しく美しい母
母の弱った姿を見るのは とても悲しかったです
そして この日の夜の 簡易ベッドの硬さにも悲しくなりました
そしてそして この日の夜から・・・ 母のせん妄が始まりました
