映画あんのこと観てきました

実話を元に作られた映画というのが

とてもショックで…


ネタバレにならないように書きます

杏という女の子が母親から信じられないような

虐待を受けつつ大きくなって

予告でも流れる 一人で街を歩いてるシーンに

なるのですが


色々あって警察に捕まって

佐藤二朗さん演じる刑事 多々羅と出会い

生活が変わっていきます


取調室で多々羅がヨガをするのですが

それがね〜爆笑 いいキャラです


で、ダルクに誘い 同じ境遇の仲間と出会い

多々羅や吾郎さん演じる記者 桐野に

仕事を紹介してもらい 杏は自立していきます


夜間学校にも通い 勉強にも取り組みます

そんな杏に嬉しくなり やっと光が差してきた

そんな時に歯車が狂い始め


衝撃的なラストになるのですが…


ダルクとは薬物をやめたい人のサポートと

ケアをするリハビリ施設なんですね

多々羅はその主催者なんですが

裏の顔があった チュー


ダルクの取材としてそこに出入りしていた

記者の桐野もまた…


でもね多々羅は杏に対しては

真剣にぶつかっていてくれたと思うのです

こんなに熱い人がいるのかと


3人のシーンは微笑ましくて

カラオケに行ったり ラーメン食べたり

いつまでも続くと思っていた


前向きにひたすらがんばっていた杏に

衝撃的なこと 

コロナで職場を追われたり 

3人で通ったお店が休業になったり

杏は再び孤独になります


様々な媒体にあんのことのインタビューが

掲載されてますが

こちらの記事にモデルとなった記者の方の

お話が載っています



杏さんは いつもニコニコしていた

なんか少し救われた気がしました



映画のラストから波が止まらなくて

しばらく外の椅子で飲み物飲みながら

心を落ち着かせました


とてもやりきれない気持ちで

どうにかできなかったのかって

だって杏はがんばっていたんだもん


職場のおじいちゃんや上司

味方はいたんだし


杏の母親は 杏のことを時々ママと呼ぶ

母親が困った時にそう呼んでいたかな

母親もまた過去に何かあったのかな?と思う


杏役の河合優実さんかパンフレットの

インタビューで

私たちにできるのは

事件を知ること 忘れないこと

と言っています

彼女が感じた痛みを多くの人が分かち合えればと


正直私の周りでは考えられないことだけど

この世の中 こんなことがあるのが事実

そしてコロナで人生変わった人が大勢います

すぐ忘れてしまうのが日本人のいい所であり

駄目な所で

あの異常な日々を覚えていなくては


絶望だけではない

希望の光が見えた杏

とても丁寧に作られた映画です

どうか映画館で見届けてください

上映館も増えているのがうれしい