タイトル
ラブ・アクチュアリー(原題:Love Actually)
概要
2003年のイギリス/フランス/アメリカ映画
上映時間は135分
あらすじ
クリスマスまで5週間。多くの人物の恋愛模様が描かれる。
スタッフ
監督はリチャード・カーティス
音楽はクレイグ・アームストロング
撮影はマイケル・コールター
キャスト
ヒュー・グラント(デイヴィッド)
アラン・リックマン(ハリー)
エマ・トンプソン(カレン)
コリン・ファース(ジェイミー)
リーアム・ニーソン(ダニエル)
ローラ・リニー(サラ)
ロドリゴ・サントロ(カール)
ビル・ナイ(ビリー・マック)
グレゴール・フィッシャー(ジョー)
キーラ・ナイトレイ(ジュリエット)
キウェテル・イジョフォー(ピーター)
アンドリュー・リンカーン(マーク)
マーティン・フリーマン(ジョン)
ジョアンナ・ペイジ(ジュディ)
ローワン・アトキンソン(ルーファス)
デニス・リチャーズ(カーラ)
ビリー・ボブ・ソーントン(アメリカ大統領)
クラウディア・シファー(キャロル)
感想
リチャード・カーティスにとって監督デビュー作になった本作は、全世界で約2億4千万ドルのヒットを記録した。
とにかく多くの男女の恋や愛の模様を詰め込みまくった135分。恋が成就するカップルもいれば、失恋する人もいるし、不倫によって傷つく妻もいるし、息子の恋を応援する父親もいる。きれいごとばかり描いていませんよとばかりに、アラン・リックマン演じるハリーがエマ・トンプソン演じるカレンを裏切るというエピソードが入っているようにも思える。
こういう群像劇は「グランドホテル形式」なんて言われるが、キャラクターが増えれば増えるほど一つの作品として作り上げるのは非常に大変な作業だと思われる。実際、本作も編集で相当苦労したようだ。なにせおよそ10の物語を交互に描いていくのだから(これでもいくつかのエピソードは削ったそうだが)。
そのせいもあって1つの物語自体は当然深堀出来るわけもなくかなり薄っぺらい。イギリス人女性相手にはモテないからアメリカに行くコリンのエピソードなんて必要かと思える。コリンはアメリカに到着して最初に行ったバーでいきなり美女に声を掛けられ複数プレイをしたかと思えば後日そのうちの二人をイギリスに連れ帰り、一人は自分のガールフレンドに、もう一人は友人のトニーにあてがう始末。
また、クリスマス映画の代表作の一つとして数えられ日本でも人気の高い作品だが、ヌード撮影現場での女性のトップレスが何度も登場する。これが日本でもテレビ放送されない要因だろうな。
見ていて気分の悪くなる映画ではないし、これだけエピソードがあればそのうちのどれかは気に入るだろう。また、たまにはこういった愛に溢れた映画も悪くないし、忘れた気持ちを思い出させてくれるかもしれない。ただ、もう少しエピソードを厳選して深堀した方が良かったとは思う。
関連作品
「タイタニック(1997)」…ダニエルが息子とテレビでこの映画を見る場面がある。
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吹替情報
・ソフト版
配信関連
<Amazon Prime Video>
言語
├オリジナル(英語/ポルトガル語/フランス語)
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<BD>
言語
├オリジナル(英語/ポルトガル語/フランス語)
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映像特典
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├予告編

