【タイトル】
ライブリポート(原題:Line of Duty)
【概要】
2019年のアメリカ/イギリス合作映画
上映時間は99分
【あらすじ】
警察署長の娘が誘拐される事件が発生し、身代金の受け取りに来た男を追いかけた警官のペニーは正当防衛でその男を射殺してしまう。
【スタッフ】
監督はスティーヴン・C・ミラー
製作総指揮はアーロン・エッカート
音楽はザ・ニュートン・ブラザーズ
撮影はブランドン・コックス
【キャスト】
アーロン・エッカート(ペニー)
コートニー・イートン(エイヴァ)
ジャンカルロ・エスポジート(ヴォルク署長)
【感想】
B級アクションを数多く手掛けるスティーヴン・C・ミラーが監督を務め、主演したアーロン・エッカートが製作総指揮も兼任している。
これはアクションコメディにすべきだったんじゃないかと思う。ペニーとエイヴァのやり取りはコメディ要素もあるのだが、警察署長の娘が誘拐され、事件解決のために多くの死者や負傷者を出す展開には全く合っていない。
いくらエイヴァが知らないとはいえ、犯人を追う警察官に付いて回るライブカメラの映像をテレビ中継すれば犯人がその情報を知り事件解決できなくなる可能性がある。案の定、犯人に現在地を知られて銃撃戦になっている。本作はライブカメラの映像があることをペニーが指摘することは一切ないし、周囲からカメラを止めるように指示されることもない。というか、エイヴァの女友達は必要だったか。エイヴァのライブ映像を見て驚いたり調べたりするだけというほぼ不要のキャラクターだった。
さらには、目の前で警官が撃たれて嘔吐までしたエイヴァが命の危険を顧みずカメラを回し続けるのは、「クローバーフィールド/HAKAISHA(2008)」で命の危機があるのにカメラを回し続ける主人公並みである。ここまでくるとリアリティもへったくれもない。
また、ベースはペニーとエイヴァのバディものである。中年の警官と若い女性のバディものとして面白くするのであれば、警察署長の娘の誘拐といったシリアスな事件ではなく、もっとライトな事件を扱うコメディに仕上げるべきだったと感じる。中年の男がアナログで…といった設定も古臭い。
B級アクションを手掛け続けるスティーヴン・C・ミラー監督らしい安心感と言えばそれまでだが、設定や演出に対して、人が死に過ぎだと思うわ。また、最後に事件解決したとはいえ、ペニーもエイヴァも事態を悪化させすぎ。
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