【作品#0097】ノッティングヒルの恋人(1999) | シネマーグチャンネル

【タイトル】

 

ノッティングヒルの恋人(原題:Notting Hill)

 

【Podcast】

Podcastでは、作品の概要、感想などについて話しています。


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【概要】

 

1999年のイギリス/アメリカ映画

上映時間は123分

 

【あらすじ】

 

イギリスのノッティング・ヒルで旅行書を専門に扱う書店を営むウィリアムのところに、ロケで滞在していたハリウッドの女優アナが訪れる。その後再び街で再会した彼らは徐々に恋に落ちていく。

 

【スタッフ】

 

監督はロジャー・ミッチェル

脚本はリチャード・カーティス

音楽はトレヴァー・ジョーンズ

撮影はマイケル・コールター

 

【キャスト】

 

ヒュー・グラント(ウィリアム)

ジュリア・ロバーツ(アナ)

リス・エヴァンス(スパイク)

アレック・ボールドウィン(ジェフ)※ノンクレジット

 

【感想】

 

ヒュー・グラントとジュリア・ロバーツというラブコメの帝王と女王を起用できた時点でこの企画はほぼ勝利を収めたと言える。「もし冴えない僕のところにハリウッドの女優が来て恋に落ちたら」映画であるが、ヒュー・グラントが白いシャツに黒いパンツで街を歩くと、それは冴えない男ではなく、「ただのヒュー・グラント」でしかないんだけどね。

 

話の始まりが「もし~」なので、アナがいきなりウィリアムにキスをする場面は「なぜ?」となる。幾多の事情から静かな生活を求めて相手の男性に一般人を選ぶのは分からなくもないが、それがウィリアムである必要がいまいち。ベタに落ち着いたんだろうが、ジュースのくだりや家に来てからの会話シーンなどもアイデア不足を感じる。

 

付かず離れずの彼らだったが、書店に来て告白したアナをウィリアムは一度は振ることになる。友人にそれを話して「やっぱり」となってというお約束の展開。絶対最初は断るんですよね。でもこれまでの流れからすると断るのは至極当然にも見える。

 

ラストは「ローマの休日(1953)」オマージュの記者会見シーン。彼らのとびっきりの笑顔で映画は終われば良かった。「その後も彼らはうまくいきました」的なシーンはいらない。ウィリアムは苦労するに決まっているのに、この蛇足シーンがその言い訳に見えてしまった。

 

 

 

取り上げた作品の一覧はこちら

 

 

 

【配信関連】

<Amazon Prime Video>

言語
├オリジナル(英語/スペイン語/フランス語)

 

【ソフト関連】

<DVD>

言語
├オリジナル(英語/スペイン語/フランス語)

├日本語吹き替え

映像特典

├「ノッティングヒルの恋人」ができるまで
├“季節の道" 制作の裏側
├未公開シーン

├ヒュー・グラントの映画の心得
├Elvis Costello “She" ミュージック・ビデオ
├Shania Twain “You've Got a Way" ミュージック・ビデオ

 

<BD>

収録内容
├上記DVDと同様