徒然なる枕草子VII 33「生きた化石」(心の中へ471) | isaoのブログ

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21:00に就寝し、午前03:30に起床する。
この時間、世間はまだ闇の中にある。
しかしこれがここ最近、私の生活リズムである。
03:30に起床すると、私はすぐに台所に立って
まず酒の肴作りを始める。
とは言っても大抵はレンチンなのだが
それでも時には野菜を調理したり
魚を焼いたりもする時がある。
そして04:00からはもうひとつの酒の肴である
お気に入りのyoutube番組を観ながら
間違いなく冷えたチューハイを喉に流し込んでいる。
マイティ・ポー【中国人アル】
https://www.youtube.com/watch?v=Ap5KrbDv5aQ&t=25s
わっさぶチャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=P3MMwfotQ2Y
Momoka Japan
https://www.youtube.com/watch?v=y-TWOAXgkxY
等が特にお気に入りである。
高橋洋一チャンネル
https://www.youtube.com/watch?v=zBFwzKCCJrk
山田五郎 オトナの教養講座
https://www.youtube.com/watch?v=wOWPd3a1JO4&t=273s
岡田斗司夫ゼミ
https://www.youtube.com/watch?v=5GyujfN4UAc
等も毎日チャックしている。


幕は突然降ろされて(心の中へ471)
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先日の節分には、ちょっと高価な恵方巻を
手みあげに兄宅を訪問した。
相変わらず、映画と小説話に華を咲かせ
時間を忘れて雑談に興じた。
その帰り道に私は必ずと言って良いくらい泣く。
何故なら、それはいつもなら
自宅で娘としていた至福の時間だったからだ。
先日、古くから交友がある先輩から
久しぶりに電話があった。
先輩は訳あって独り暮らしをしている。
最近体調を崩したので、
一日諸事積もった用事を済ませる為、
私に運転手をしてくれないか。
との電話だった。
私は最初快諾するつもりだった。
しかし、彼は会話の途中でふとこう漏らした。
「3,000円も出せばいいか。」と。
そのひと言を聞いて私は
全身に冷や水を浴びたが如く一瞬で興覚めをした。
そして苦しい言い訳を取り繕って
何とか言葉を濁しながらも丁寧にお断りをした。
私は金が欲しくて快諾しようとした訳ではなかった。

独り身の辛さを知っているからこそ

手を貸すべきだと判断したのだった。

しかし、
「タクシーを使うのはもったいないから
山岸を使ってやろう!」
先輩のそんな

心の底に隠していた声が聞こえた様な気がして
私は忽ち興覚めしてしまったのである。
そして昨日、違う先輩からメールが来ていた。
「久しぶりにお茶でもどうか?」とのお誘いである。
私はメールを見なかった事にし、無視する事にした。
彼には今まで何度も苦い思いをさせられている。
執拗い選挙の勧誘や、
人道に反する様々な虫唾が走る違反行為などである。
しかしながら彼は地元では成功者として
まるで聖人君子の如くの振る舞いで
周りの人々を騙し続けている。
しかし、私の全身には虫唾が走るのである。
人の苦悩に付け込んで
熱く宗教を語る輩に多いタイプの悪魔である。
そして肝心の本人様はどうかと言うと
信仰心など
微塵も持ち合わせていないのだから

この話は笑えるのである。
先月、遠方に住む叔母が亡くなった。
ただでさえ希薄な私の血縁がまた一人減った。
先日兄が言った言葉がふと頭骸骨の中で響く。
「昭和生まれの俺たちは明治生まれの老人を
まるで生きた化石の様に見ていたんだと思う。
でも、令和の若者たちにとって

昭和生まれの老人の存在は
俺たちが見ていた明治生まれの生きた化石と同じさ。」
う~ん。成程。
亡くなった叔母は昭和12年生まれだった。
我々も政府によって絶滅危惧種と指定される日も

きっと近い。
生きた化石と言えばシーラカンスであろう。
小学5年生の時、図書館に新刊が来た。
「シーラカンスを追って!」
と言う表題だったと記憶している。
ドキドキしながら次の項を捲った指の震えが
今もつい昨日の事の様に思い出される。
2月に入って郵便ポストに毎日古本が届く。
因人番号302号になる準備の為である。
「読まずに死ねるか!」
そう叫びつつ、古本に埋もれて
私はこの世を去って行く覚悟なのである。