コア・コンピタンスとは、
「他社には提供できないような利益を顧客にもたらすことのできる、企業の中核的な能力やスキル」
のことを指す。
コア・コンピタンス分析とは、戦略推進の武器足り得るコア・コンピタンスを、競合との比較、市場・顧客からの重要度の観点から、客観的な数値を用いて導くための分析ツールである。


コア・コンピタンス分析のポイント


ポイント1:SWOT分析の強みをコア・コンピタンス分析で客観化する!

前回述べたSWOT分析。
SWOTの「S」とは、強み(=strength )のことを指す。
そこで挙げた強みの項目が、
「本当に他社よりも優れた強みと言えるのか?」
「強いとは、具体的な数値で表すとどれくらい強いのか?」
を客観化するのがコア・コンピタンス分析。

よって、コア・コンピタンス分析は、SWOT分析のサポート・ツールとして、必ずセットで分析することが大切だ!


ポイント2:コア・コンピタンスの内容は、より具体的な内容を書く!

コア・コンピタンス分析の目的は、自社の強みを定量的に客観化することにある。
その意味からも、コア・コンピタンスの項目は、出来るだけ具体的な能力・スキルに落とし込むことが重要。
「顧客開拓力」という記述のレベルではまだ甘い。
それらを
「(1)生活者ニーズ把握力」
「(2)代理店開拓力」
「(3)小売店開拓力」
というように、更に細分化することで、初めて具体的な強みの所在が明らかになってくるのだ!


ポイント3:コア・コンピタンスの項目は、あくまでも顧客の視点で選ぶ!

コア・コンピタンス分析で陥りがちなのが、独りよがりな強みの羅列に終始してしまうことである。
コア・コンピタンスとは、あくまでも顧客の視点から見た場合に、他社に対して優位性を持つ自社の中核的な能力・スキルのことである。
「社内教育が充実」していること自体はコア・コンピタンスではない。
そのことによって、社員が顧客に提供できている具体的な能力・スキルこそがコア・コンピタンスなのだ!