第57回 有馬記念(GI)はこの7頭に注目 | 勝利の法則

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第57回 有馬記念(GI)はこの7頭に注目

ファン投票1位のオルフェーヴルは既に回避を表明しましたが、今年の牡馬クラシック2冠馬ゴールドシップを始め、GI馬7頭が顔を揃えた
今年の有馬記念。

ブエナビスタの引退レースとなった昨年は、7人気のエイシンフラッシュが2着、9人気のトゥザグローリーが3着に入り、3連単は782.6倍の波乱決着となりましたが、今年は一体どんな結果となるのか!?

それでは、有馬記念は下記7つの“消し条件”で
連対確率が高い馬を7頭に絞り込みました。

消し条件 【1】

外国産馬、地方馬、3歳馬を除き、2000m戦未勝利、未経験馬

消し条件 【2】

前走GI戦5着以内馬を除き
芝2000m戦の持ち時計が2分1秒以上

消し条件 【3】

前3走がいずれも国内戦で、その3走内にGI、GⅡ戦で3着以内
GⅢ戦1着がなく、前2走どちらも6人気以下

消し条件 【4】

前3走とも良・稍重で全て5着以下

消し条件 【5

前3走内にGI3着以内がなく、過去8走以上勝ち星がない馬

消し条件 【6】

前3走内に2000m以上のGIで3着以内がある馬を除き
10月以降1戦以下の5歳以上馬

消し条【7】

ダンスインザダーク産駒

上記の消し条件に当てはまらなかった7頭は

エイシンフラッシュ 
オーシャンブルー
ゴールドシッ
スカイディグニティ
ダイワファルコン
ナカヤマナイト
ルーラーシップ



王冠2 第57回 有馬記念(GI)の注目7頭


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エイシンフラッシュ 牡5/57.0kg  M.M.デムーロ/藤原英昭

中山芝:1-1-1-1  芝2500m:0-1-0-1  最高タイム:2.33.0

前走 ジャパンC9着 勝率 0.250 連対率 0.400 3着内率 0.600 

血統 父 King’s Best  母 ムーンレディ 馬主 平井豊光


2010年の日本ダービーを制覇。世代の頂点に立ったが、その後はGI で好走するものの、勝利の美酒からは遠ざかっていた。5歳の秋を迎えて、M.デムーロ騎手と初コンビで臨んだ前々走の天皇賞(秋)は5番人気だったが、直線は弾かれたように最内を伸びて鮮やかに抜け出し、約2年5か月ぶりの勝利をゲット。鞍上の手綱捌きも光ったが、それに応えてメンバー中最速タイの上がり3ハロン33秒1(推定)を記録した同馬の能力も素晴らしかった。ダービー馬の完全復活は中長距離重賞路線に一段と厚みを加えるもの。前走のジャパンカップはスローペースで前半は折り合いを欠いた印象だけに、9着という結果を度外視して再度注目が必要です。







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オーシャンブルー 牡4/57.0kg  ルメール/池江泰寿

中山芝:0-0-0-1  芝2500m:0-0-0-1  最高タイム:2.30.7
前走 金鯱賞 1着 勝率 0.462 連対率 0.538 3着内率 0.538 

血統 父 ステイゴールド 母 プアプー 馬主 青芝商事(株)


金鯱賞で重賞初V。素質を開花させた、勢いそのままにグランプリの頂点を狙う。16日は栗東坂路での調整。チップを蹴り上げ、軽快なフットワークで気持ち良さそうに登坂し、4F59秒8‐44秒4‐15秒0をマークした。新馬戦以外の12戦全てで常にメンバー2位以内の上がりを披露するように末脚は非凡。期待の大きかった素質馬が、4歳冬にしてようやくたどり着いた念願のG1舞台です。







勝利の法則
ゴールドシップ 牡3/55.0kg  内田博幸/須貝尚介

中山芝:1-0-0-0  芝2500m:未経験 
前走 菊花賞 1着 勝率 0.667 連対率 0.889 3着内率 0.889

血統 父 ステイゴールド 母 ポイントフラッグ 馬主 小林英一


秋初戦の菊花賞トライアル・神戸新聞杯で3度目の重賞制覇を達成すると、本番の菊花賞を3分02秒9の好タイムで快勝。皐月賞に続くGI 制覇を飾り、見事二冠馬に輝いた。これでデビュー以来の通算成績は9戦6勝2着2回。唯一連対を外した日本ダービー(5着)でも、勝ち馬のディープブリランテとは0秒2差だから、その安定感は特筆できるものがある。菊花賞のあとはジャパンカップを見送り、短期放牧で十分に英気を養って、暮れの大一番を目標に調整されている。中山コースでは、皐月賞を圧倒的な末脚で制したように適性は高い馬。3度目のGI 優勝へ向けて視界は良好です。





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スカイディグニティ 牡3/55.0kg  スミヨン/友道康夫

中山芝:0-1-0-0  芝2500m:未経験 
前走 菊花賞 2着 勝率 0.222 連対率 0.444 3着内率 0.667

血統 父 ブライアンズタイム 母 ナイストレビアン 馬主 (株)G1R



菊花賞2着。「前走後はあまりダメージがなかった。放牧先でも疲労を見せなかったので」。急きょ参戦となった経緯を説明した大江助手。オルフェーヴルが自重し、混戦ムードとなったここならの手応えも出てくるだろう。一気に力を付けてきた。ダービーの行われた5月には、未勝利だった。6月に初勝利を飾ると500万も連勝。1000万の身で挑んだセントライト記念は14番人気と評価は低かったが、フェノーメノの2着と激走し、菊花賞でも0秒3差の2着と好走した。「この馬はレースを使うごとに、どんどん成長してきている。体の使い方、軸脚の替え方など走るごとに変化する」。急速に進化を遂げる愛馬に同助手も感嘆する。







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ナカヤマナイト 牡4/57.0kg  柴田善臣/二ノ宮敬宇

中山芝:3-2-0-0  芝2500m:未経験 

前走 天皇賞 9着 勝率 0.313 連対率 0.563 3着内率 0.625 

血統 父 ステイゴールド 母 フィジーガール 馬主 和泉信一


中山・芝コースで〔3・2・0・0〕をマーク。前々走の産経賞オールカマー勝ちを含めて、連対率100%を誇る中山巧者である。前走の天皇賞(秋)は後方から差を詰めただけで9着に敗退したが、4歳秋を迎えて心身両面で成長を示しており、条件が好転した今回は魅力十分の1頭と言える。また、重馬場での好走実績もあり、晴雨兼用で馬場を問わない点は大きなアドバンテージとなりそうです。







勝利の法則
ルーラーシップ 牡5/57.0kg  ウィリアムズ/角居勝彦

中山芝:1-0-1-2  芝2500m:0-0-1-2  最高タイム:2.33.0

前走 ジャパンC3着 勝率 0.412 連対率 0.529 3着内率 0.706

血統 父 キングカメハメハ 母 エアグルーヴ 馬主 (有)サンデーR


今年の4月に国際G1・クイーンエリザベス2世C(シャティン・芝2000m)を制覇。悲願のビッグタイトルを獲得した。父にキングカメハメハ、母に名牝エアグルーヴを持ち、デビュー時から大きな期待を寄せられていた良血馬が充実の5歳を迎えているだけに、JRAのGI 制覇もすぐ手の届くところまで来た印象だ。前々走の天皇賞(秋)、前走のジャパンカップともにスタートの出遅れが響いて3着に敗れているが、近2戦の上がり3ハロンは33秒1、32秒7(ともに推定)と、メンバー中最速タイムをマーク。パワフルな末脚は一級品だ。これまで14戦7勝、勝率5割を記録している右回りコースに替わって、グランプリ制覇を狙う。






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ダイワファルコン 牡5/57.0kg  北村宏司/上原博之

中山芝:5-3-1-4  芝2500m:未経験

前走 福島記念1着 勝率 0.269 連対率 0.462 3着内率 0.577

血統 父 ジャングルポケット 母 ダイワルージュ  馬主 大城敬三


前走の福島記念で悲願の重賞初制覇を達成。ステークスウイナーの仲間入りを果たして、3度目のGI に挑む。左回りコースではまだ勝ち鞍がなく、右回りの中山・芝コースでは〔5・3・1・4〕の好成績を記録しているように、現役でも有数の中山巧者と呼べる存在だ。今回は大幅な相手強化となるが、今の勢いは魅力。先行力と器用さを活かして、上位に食い込むことができるか、注目です。




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