第46回 スプリンターズステークス(GI) の注目馬は7頭!! | 勝利の法則
第46回 スプリンターズステークス(GI) の注目馬は7頭!!


勝利の法則

秋のGⅠシリーズの“開幕戦”となるスプリンターズSがいよいよ今週行われます!!過去10年の1人気の成績は【4 2 0 2】で連対率は6割。現在3連敗中。

その間の3連単は668倍、3584倍、2126倍。この高配当を見ても分かりますが、勝てないだけでなく、1人気は馬券にすら絡んでいないんです。今年は前哨戦で2着したロードカナロアとスプリントGI3連覇が懸かるカレンチャンが人気を分け合いそうですが、果たして人気通りの走りを見せてくれるのでしょうか?

それでは、スプリンターズSは下記4つの“消し条件”で
連対確率が高い馬を7頭に絞り込みました。

消し条件 【1】

前2走ともGⅡ以下戦に出走し、ともに掲示板を外す6着以下

消し条件 【2】

2ヶ月以上の休養馬の中で、前3走以内にGI3着以内
もしくは前2走内にGⅡ勝利がなかった馬

消し条件 【3】

前2走いずれもGⅢ以下の1400m戦以下に出走し
前走3着以下且つコンマ5秒以上のタイム差があった馬

消し条件 【4】

3ヶ月以上の休養明けを除き
前4走いずれもマイル以下戦に出走して未勝利

上記の消し条件に当てはまらなかった7頭は

カレンチャン    
ロードカナロア   
エピセアローム
パドトロワ    
マジンプロスパー  
リトルブ
リッジ   
ラッキーナイン

第46回 スプリンターズステークス(GI) 注目馬 7頭!!



王冠1 カレンチャン 牝5 55kg 池添 謙一 / 安田隆行
   前走 セントウルS 4着 * 調教後の馬体重 500㎏(-4)
   中山芝 1-0-0-1 芝1200m 7-1-1-3 最高タイム 1.07.4

勝利の法則

4歳時の昨年に本格化し、1600万下の山城S(京都・芝1200m)→阪神牝馬S→函館スプリントS→キーンランドC→スプリンターズSと、破竹の5連勝でGI 初制覇を成し遂げた。その後に遠征した国際G1・香港スプリント(シャティン競馬場・芝1200m)は5着に敗れたが、2011年度のJRA賞最優秀短距離馬のタイトルを獲得。5歳を迎えた今年は、始動戦のオーシャンSは4着に敗れたが、続く高松宮記念では一変した走りを見せてGI・2勝目をマーク。5か月半の休み明けで臨んだ前走のセントウルSは4着に敗れたが、プラス22キロと大幅な馬体重の増加が響いた印象だ。ひと叩きされた今回は確実に調子を上げてくるでしょう。


王冠1 ロードカナロア 牡4 57kg 岩田 康誠 / 安田 隆行
   前走 セントウルS 2着 * 調教後の馬体重 504㎏(+4)
   中山芝 0-1-0-0 芝1200m 6-2-1-0 最高タイム 1.07.3

勝利の法則

通算成績は〔6・4・1・0〕とすべて3着以内の堅実な成績で、2011年の京阪杯、今年のシルクロードSと、芝1200mの重賞を2勝。唯一、連対を果たせなかった3走前の高松宮記念も、優勝したカレンチャンから僅か0秒1差の3着という大接戦だった。まだ底を見せていない印象があり、約3か月ぶりの実戦となった前走のセントウルSでは、アタマ差の2着惜敗ながら、カレンチャン(4着)に堂々と先着した。同厩舎の偉大な先輩をGI の大舞台でも破り、スプリント界の新しい王者として君臨する可能性は十分にありそうです。



王冠1 エピセアローム 牝3 53kg 武 豊 / 石坂正
   前走 セントウルS 1着 * 調教後の馬体重 488㎏(+10)
   中山芝 未経験 芝1200m 2-0-1-0 最高タイム 1.07.1

勝利の法則

春シーズンは牝馬クラシック戦線を歩み、チューリップ賞で2着に好走。桜花賞は15着、オークスも16着と、大舞台で好結果を出すことはできなかったが、今夏から芝の短距離路線に矛先を向けて、再びブレーク。前々走の北九州記念では後方待機から直線で大外を豪快に伸びて3着まで追い込むと、前走のセントウルSで昨夏の小倉2歳S以来となる重賞2勝目を飾った。芝1200mの距離に限れば〔2・0・1・0〕の好成績で、まだまだ成長が見込める3歳馬。未知の魅力に溢れています。



王冠1 パドトロワ 牡5 57kg 安藤 勝己 / 鮫島一歩
   前走 キーンランドS 1着 * 調教後の馬体重 534㎏(+8)
   中山芝 0-1-0-2 芝1200m 6-2-2-6 最高タイム 1.07.6

勝利の法則
   
昨年暮れに遠征した国際G1・香港スプリントで14着に大敗して以降はやや成績を落としていたが、前々走のアイビスサマーダッシュでは初の直線競馬を克服して重賞初制覇を達成。続く前走のキーンランドCも1分07秒6のコースレコードで連勝した。昨年のスプリンターズSは、キーンランドC3着からの臨戦で、9番人気の低評価を覆して1着馬カレンチャンから0秒3差の2着に好走。その当時よりも明らかにパワーアップした今なら、善戦以上の結果も期待できそうです。



王冠1 マジンプロスパー 牡5 57kg 福永 祐一 / 中尾秀正
   前走 セントウルS 11着 * 調教後の馬体重 514㎏(+6)
  中山芝 未経験 芝1200m 2-0-0-3 最高タイム 1.07.9

勝利の法則
  
3歳7月にJRAでデビューしたものの4戦して勝てず、その後は名古屋競馬に転出し、3戦2勝の好成績を挙げて同年11月にJRAに転入。4歳春に復帰したあとはグングン力を付けて勝ち星を積み上げ、秋にはオープンクラスまで出世してきた。特に今年に入ってからの充実ぶりは目を見張るものがあり、4走前の阪急杯、前々走のCBC賞と、芝の短距離重賞を2勝。CBC賞はコースレコードでのVだった。約2か月の間隔を取って臨んだ前走のセントウルSは、前半3ハロンが12秒0-10秒3-10秒9という速いラップで逃げる形になって11着に大敗したが、この1戦だけで見限るのは早計


王冠1 リトルブリッジ せん6 57kg Z.パートン / C.シャム 
   前走 キングズS 1着 * 調教後の馬体重 520㎏(計不)
  中山芝 未経験 芝1200m 3-2-1-3 最高タイム 1.08.6

勝利の法則

通算成績は〔10・2・1・7〕で、目下重賞3連勝中と上昇度は海外馬の中ではナンバー1です。日本の芝コースへの適性はまったくの未知数だが、勢いと底力は侮れない。前走内容が最も優秀、『グローバルスプリントチャレンジ』の第5戦に組み込まれている国際G1・キングズスタンドS(アスコット・芝1000m)を制して、ここに挑む


王冠1 ラッキーナイン せん5 57㎏ B.プレブル / C.ファウンズ
   前走 安田記念 11着 * 調教後の馬体重 496㎏(+14)
  中山芝 0-0-0-1 芝1200m 4-3-1-3 最高タイム 1.07.4

勝利の法則

昨年秋に来日、セントウルSで2着に好走したあと、続くスプリンターズSは0秒5差5着に敗れたが、直線でまともに前が詰まってブレーキをかける不利があってのもの。香港に帰国して約2か月の休み明けで臨んだ香港スプリントではカレンチャン(5着)に雪辱して、国際G1 初勝利を飾っている。通算成績は〔9・7・5・5〕で、3着内率80.8%を誇る。日本の芝コースへの高い適性も示しているだけに、V争いに加わってきそうです。





◆ 外国馬で1番勝負度合いの高い馬 ◆

リトルブリッジ・・・国際レーティング上では、昨年のスプリンターズSで5着、暮れの香港スプリントを制しているラッキーナイン(118)を上回る数値の持ち主(120)。国際レーティングだけで判断はできませんが、陣営がヤル気になる理由がしっかりと存在しているのがポイントですね!!


初の海外遠征(イギリス)となった前走の国際GIキングズスタンドSを勝ち、その後は同じグローバルスプリントシリーズの対象レースであるスプリンターズSへの参戦を早々と表明。事実、外国馬の中で最も早い9/11に来日している。

紙面上では3ヵ月半の休養明けとなっていますが、実際は、バリアトライアル(複数頭で行う実戦形式の模擬レース)を挟んでおり、叩き2戦目での上積みが期待できる状態。

スプリンターズSを勝ち、香港スプリントを連勝すると100万ドル(約7800万円)のボーナスが入るとあって、ここは勝ちに拘る仕上げ、騎乗で勝負に出てくる可能性が極めて高い。

■ その他のデーター

良馬場の年は外枠が優勢!

中山競馬場・芝1200mで馬場状態が「良」だった年(2003年、2005~2006年、2008~2011年)の枠番別成績を見ると、「5~8枠」だった馬の好走率が「1~4枠」だった馬のそれを大きく上回っていた。枠番ごとに多少のバラつきはあるものの、全体的には外めの枠に入った馬が優勢です。

重馬場の年は内枠が優勢!

一方、中山・芝1200mで馬場状態が「良」以外だった年(2004、2007年。いずれも馬場状態は「不良」)の枠番別成績を見ると、3着以内に好走した馬の大部分は「1~4枠」の馬だった。道悪であれば、むしろ内めの枠に入った馬を重視すべきなのかもしれません。



ペタしてね  アメンバー募集中  読者登録してね