2024/02/01 大局

日銀会合、FOMCを消化し2月に入りました。円の日銀会合からの動きは日足で見るとドル円は揉み合い、クロス円は円高方向。FOMCを受けてからはドル円も含めての円高方向。
米ドルはFOMC後ドル高に動いて下降トレンド継続中です。

本日は各国指標目白押し。

17:50~18:30 欧州、欧州各国、英国1月製造業購買担当者景気指数(PMI、改定値)
19:00 欧州 1月消費者物価指数、12月失業率
21:00 イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表、英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
22:30 前週分新規失業保険申請件数、前週分失業保険継続受給者数
24:00 1月ISM製造業景況指数

【ドル円】

↓ドル円日足

11/13高値からの下落は10/21の高値を超えられずの失望売りで始まった下落トレンド。12/28からの上昇トレンドはその高値を三度目指す動きでしたが遠く及ばず上値が重い状態です。

また紫チャネルに注目してましたがこのチャネルが機能すると三尊が見えてくると思っていたのですが機能しているようで日足ベース下降トレンドの第三波を取るにはなかなか良いタイミングに見えます。

以上のように日足ベースではトレンド転換しても良さそうで大いに売り目線もありに見えますが、買い目線としてはファンダメンタルズ的にはイベントを消化してますが仮に日銀がゼロ金利解除したところで米国との金利差が大きく縮まるかといえばそうではないので心理的には買い方有利は変わらないということです。未だ200MAが上向きであること、20MAに支持されているように見えること、心理的に金利差がドル有利であることが上目線要因です。

 

↓ドル円4時間足

4時間足です。
日足ベースでの下目線に勢いを付けるには直近でいくと12/28から上値を追っている人たちがどの辺りで苦しくなるのかということを推測しなければなりません。1/23付近での高値掴みをしている勢は昨日の下げで投げさせられていそうです。ということは上昇中断で買った人たちが微益撤退しそうなところはやはりチャネル上限ということになりそうです。

反対に1/23辺りから売り方は現在はまだ苦しくなさそう。意気揚々とどこまで下げるのか楽しみにしてそうです。1/12安値が第一目標になりそうです。

現在位置はというと12/28安値と1/19の高値まで続いた上昇トレンドからの水色チャネルを下に向けて進行中です。このチャネルを押し目と見るかトレンド反転と見るかで別れるところだと思います。
水色チャネルはFOMC前に引いたものでしたが見事にチャネル下限で跳ね返されています。トレードのタイミングとしてはこのチャネル上下限での動きを見極めてからになりそうです。
また日足で下目線優位と見ていましたが4時間足を見ると現段階では下げに勢いが無さそうに感じます。昨日のFOMCでの陰線が大きくその孕みの中にいますので動き出すには何かきっかけが必要そうです。
難しい相場になりそうです。

 

↓ドル円1時間足

1時間足です。
各MAが全て下向きに変わり移動平均線の序列が全て正に変わりました。高値と安値をそれぞれ切下げながらの下降トレンドで1時間足ベースで売り目線で良さそうです。
タイミングとしては水色チャネルの上限、もしくは200MA付近での値動きを見てからになり、利益を確保できる値幅は最大でチャネル下限まで、現実的な目標は昨日の安値までが目標になりそうです。

トレードプラン
〇売り目線
チャネル上限もしくは200MA付近からの売りで第一利確目標は昨日の安値、第二利確目標は水色チャネル下限。

〇買い目線
チャネル下限まで待っての買い。ただし4時間足の200MAまで空間があることからチャネル下限と200MAが近づいてこないとエントリーはできません。

 

【ユーロドル】

↓ユーロドル日足
2023/02から横ばいが続いています。2023/04~05にかけての天井圏を去年末にトライしましたが上抜けられずそこからの下落トレンドの中にいそうです。ただ青ラインは支持線としても機能しそうで間もなく到達しそうな位置にいます。
 
↓ユーロドル4時間足
4時間足です。
日足ではほぼレンジ相場と捉えても問題無さそうな形でしたが4時間足だと
2023/12/28にトライした高値上抜け失敗後のじり下げ中。目立った買いどころというと2023/11/14、2023/12/13の大陽線でしょうから、現在位置は買い方には非常に苦しい状況と推察します。大量に投げ物が出てくるとすると、12/13の陽線を否定されたところかなと思いますが、これは不思議なことに青ラインの支持線、2023/11/01からの上昇から転換+押し安値(橙ライン)付近となります。個人的にはここの攻防が重要と見ていますので、それまでは様子見です。
 
 

【クロス円】

FOMCを境に絶賛下落中。チャート的にチャンスがあったとすればポンド円ですが罰則中だっため入れませんでした。今日は戻りもなく下げ続けてますがチャネル中腹に差し掛かっているためチャンスは無さそうです。

↓ポンド円日足

 

 

【ポンドドル】

↓ポンドドル4時間足
揉み合い中でのレンジトレードはできるかもしれません。高値揉み揉みパターンもあるため入るならレンジ下限での買い有力、レンジ上限での売りをしたとしてもレンジ中腹の1時間足中腹にある200MAまでとします。
 
 
 

2024/02/01 あとがき

罰則から明けた初日ですが、既に発注ボタンに手が掛かった場面がありました。しかし、しっかりと環境認識をした後でしたので思いとどまることができました。この小さな積み重ねがトータルで資産を形成していく過程なのだと肝に銘じて日々精進したいと思います。

 

 

2024/02/01 結果

ノートレ。ドル円がチャネル下限まで下がりましたが眠気に負けてしまい思考が冴えない状態でエントリーすべきではないと思い見送りました。


資産:2月 676,959円スタート(年初比:-12.19%)