少し間が空いてすいません。イベントの準備は着々と進んでおります。来週あたりから大幅に動くと思うので、お楽しみにして下さい。


 というわけで、今回から参加する作家を徐々に紹介していきたいと思います。先ずは、私pop-life-works代表のナガモトから。


 なかなか自分の紹介というのもしにくいですが、基本的に今回の自分の役割は、イベントの総合的なディレクションといった感じになります。


 pop-life-worksをはじめて以降、こうした展覧会やイベントを数多く、企画・参加していますが、メインは絵描きで、とりわけイラストレーションを中心とした活動を普段はしています。と言っても、マンガとかデザインとか、そっちもかぶるような感じでやってますが。


 というように、やってる事に「これ!」と言った事はなく、絵もあまりスタイルを決めずにどちらかというと「場」に合わせたような絵を描くように心がけています。


 そうした需要があって絵を描くようなスタイル自体がイラストレーター故の特性でもあるような気がしますが、自分の気質にも合ってるような気がしていて、今回は過去作品を大量展示するほか、新たにインスタレーション中心の制作をやる予定です。


 絵に関しては、pop-life-worksのポートフォリオで見られるので、よかったら見て下さい。


 ここでは、最近描いた滝桜の絵と昔描いたメカ絵を貼っておきます。全然方向性のちがう2作ですが、メカ絵の方が自分のスタンダードな感じではあると思います。



 $ordinary days



$ordinary days
 今回は、ナガモト個人の経験に基づいて「展覧会」について書いてみます。


 もともと自分はマンガを描いていたのですが、フリマ等をふくむイベント出店をはじめてから「絵」の方によりシフトしていきました(マンガより絵の方が見せるときスピードが速かったからです)。


 なので、「絵の発表」という事に関しては最初から不特定多数の大勢の人の目に触れるような所ではじめてみた事になります。


 そこで、色々な人の目に触れる内に多少、お仕事ももらったりしたので、では、これは本格的にはじめてみようと思ったところでパレットクラブというイラスト学校に行ってみる事にしました。


 これが、pop-life-works(に至るナガモト個人)の展覧会活動の大きなきっかけとなった出来事です(当時は倉庫で運搬の仕事をしながら学校に行っていました。学校は社会人学校で夜でした)。


 最初は東京に行ったついでに試しに見学してみたのがきっかけでしたが、週一だし。かなりなんとなく入学してみたのですが、結果として、その後の人生を左右するぐらい、いろいろな影響を受けたように思います。


 特に色々な絵を描く人と出会えたのは大きくて、それが今の団体的な活動の在り方にもつながっていったようには思います。(その時の仲間が今回のordinary daysにも参加してくれてます。)


 展覧会というものも、この学校の卒展が最初でしたので、ここで色々なやり方を覚えたようなものですが、ただ、実際見たら、学校の卒展なので(自分ふくめて)大変レベルが低くて、雑な展覧会だと思いました。作家側に作品に対して迷ってる人も多くて(自分もそうでしたが)、こりゃダメだなと。


 その後また、そのパレットの同じクラスの仲間とペーターズギャラリーでグループ展をやって、これは企画も立てて、準備にも時間をかけて、なかなか良い展覧会になったとは思いますが、しかし、あんまり人は来なかったので、結局、東京でも群馬でもどっちにしても人は集らないんだなという感じでした。


 というより、有名な人じゃ無いと展覧会やったところで話題にする接点もないんじゃないかと思ったので、こういうイラスト展は、展覧会よりDMの方が重要なんじゃないかと思える事もしばしばでした。


 要は、こういうイラスト展は東京の編集者向けの営業用内覧会でしかなかったという印象です。自分の体験上、これを何度もやるのはキツいなと思いました(群馬在住というのもありますが、貸しギャラリーなので、お金もかかったし。時間もかかったので。その分、制作した方が良いように思いました)


 その後、パレット仲間で今回のグループ展にも参加予定のアナンさんから、地元で、お茶屋のあさんというギャラリー喫茶があると紹介してもらったので、試しに個展をやってみたら、結構、人も入ったし。メディアにも取り上げられて、売り上げも立ったので、あれ?っていう事は少し思いました。


 もちろん、これは、地縁により知り合いが来たのが主ですが、娯楽のない所なので良い面もあるのかなと。というか、やる意味もあるんじゃないかというような。


 その後、では、娯楽側に傾倒しようと思ってはじめたのが「マンガでART展」です。これはイラストレーションからかなり外れた企画なので、売り上げこそ立たなくなりましたが、個人的には手応えを掴んで今に至ります。


 マンガでART展は、もともとはデザフェスのアトリウムを借りてやったミニ展覧会が好評だったので、その延長で地元の展覧会でもこういうのをやろうという感じで最初ははじめてみました。


 ただ、最初はなんの事は無いマンガの絵を引き延ばしただけのものでしたが、最初なので、気合い入れて、地元のギャラリーだけでなく、デザフェスギャラリー、下町夜市(芸術部会)と人の目が触れるところでもやってみて、いろいろ反応を見て、結局、地元のギャラリーのみでやる今に至ります(これは単純に労力の問題なので、今後はまた展開しようかなーとも思ってますが)。


 結果として見た時、イベントは全然桁違いの数の人の目に触れるのは良いのですが、デザフェスにしろ、下町夜市にしろ、期間が短く、どっちにしろ話題を創る接点が無いように思いました。それだと制作にも時間をかけられないのが現状です。


 反面、ギャラリーは自分が全部できるのは良いのですが、閉鎖的でどうしても人の縁に頼ってしまう所もあり、展覧会を開くためにどうしたらいいのか?少し難しい面があるようにも思います(地元メディアに取り上げて頂けてるので救われてる面はありますが)


 しかし、やはり、人の多い所でやるダイナミズムというのは感じてましたので、それと展覧会のような内容の濃いものを併存させられないかなという事をいろいろ考えてきました。


 もともとパレット時代、奈良美智さんのAtoZ展を見て、少しARTの方に絵が傾倒していった所が自分のルーツだというのもありました。なので、展覧会に対して、ああいうイメージで出来ないかなというのは、ずっと念頭にあります。あれを見て、ARTというものはすごいな。おもしろな。と思ったので。


 いま思えば、あの展覧会は超特殊な展覧会(イベント)だったと思うのですが、方法論としては、(弘前にたくさん人が来た事も含めて、)すごく参考にしたいと思っています。


 あれを見るまで、自分は奈良さんの熱狂的ファンという事ではありませんでしたが、あんな遠くまで行ったのは、見た人(複数というか二人)から「すごい良かった」という話を聞いたのと、青森美術館も丁度、出来たし。単純に旅行がしたいから。というのもありました。


 なので、口コミの遡上に登るような複合要因が重なるような展覧会をしたいと思っていて、今回、レジャー施設で展覧会が出来る事になったので、完全に複合要因が重なるし。期間も長く、自分たちのやりたい事がかなり実現出来そうな環境で、これは状況としてはかなり理想的なところでやらせてもらえる事になったと思っています。


 今回、期間通して言えば、万単位の人に作品が見てもらえる事になると思うのですが、イベントとはいえ、地元でそこまでの人に見てもらえる機会はなかなか無いと思うので、出来るだけ良いものを創りたいなと思っています。


 奈良さんの展覧会が良かったのは何より「感動があった」という部分においてでした。なので、その部分を見失わずにいかにイベント的に盛り上げられるか?に今回チャレンジしていくつもりです。


 イベント開始まで、あと期間がありませんが、その中で出来るだけ良い作品を仕上げて、良い展覧会にしたいと思います。インディーズのしがないレーベルの仕事ですが、興味ありましたら、一度見に来て頂ければと。


 ordinary daysまで、あと51日!!

 今回のイベントに至るまでのpop-life-worksの道のりを書いてみます。


 基本的にpop-life-worksはネットレーベルという事で考えて、はじめてみました。


 しかし、今もホームページには、インターネットレーベルと書かれていますが、実質はローカルに根ざした展覧会集団に今はなっています。


 と言っても、もともと、イベント出店用に「ポップライフプロジェクト」というサークル名のようなものでやっていたので、それをキチンとしたサイトを立ち上げるに当たって、pop-life-worksという名前でやっていく事に決めたものが元に戻ったという感じです。


 レーベルという事で刺激を受けたのは、(今回のイベントにも参加してくださる)青木ヨーマさんの「イワオカゼロ」という一人レーベルでした。その動きに刺激を受けて、自分も一人レーベルをやってみようと安直に思い立ったのがレーベル設立のそもそものきっかけです。


 とはいえ、自分がやってるのは音楽ではなかったので、ネットでやるにつけ、レーベルというより単なる告知用ホームページにすぎず、ほとんど機能停止をしてしまいました。


 という中、一人レーベルをやる時に注意したのは、サイトや方向性に拡張性を持たせておこうと思った事です。準備が整ったら、レーベルとしての実態も出てくるのではないかなーと。


 拡張性というのは、自分だけでなく、他の人が使っても良いような方法でサイト運営をしてみようというような事です。


 そうこうしてる内に、地元で瀬山トモコロという作家さんが色々グループ展などを企画していたので、自分もそこに呼ばれて、その縁もあって色々な地元の作家さんと知り合う事が出来ました。


 特に現・伝説の3匹のメンバーとは、毎週のように一緒に絵を描いて、「さつま王子」など、少し変わった方向に作品を進める事が出来たので、こういう動きを紹介する中で、レーベルがレーベルらしく実態を持って徐々に立ち上がったような気はします。


 とはいえ、ネットレーベルを標榜していたので、少し前までは、インターネットを意識してwebポートフォリオなどを強化していこうかとも思ってました。


 ですが、参加した方々がそれぞれ自分でサイトを持っている事もあり、いま現在は、レーベルの実態は、イベントや展覧会活動を中心に移っています。自分の興味も圧倒的にインターネットよりリアルな現場の方へ移っていきました。(絵の場合、モニター上だとやれる事が少ないので)


 こうした動きの中で、とりわけ大きかったのは、地元・群馬県館林市のイベント「下町夜市」でした。その中で自分たちが芸術部会を運営し、ある種のストリート感を持った展覧会企画を毎月開催したのが今の大きなベースとはなっています。


 それを経て、東京のイラスト学校で知り合った作家さんなども交えて、先日書いたようなグループ展を開催し、今に至ります。


 こうして、イベントと展覧会活動を交互に行ってきたのですが、その中でしかし、イベントの方は人が来るけれども、自分たちにとって最適なものが見せづらいし。展覧会活動は、最適なものをやるにしても、アート好きな人がどうしても対象になってしまうような所があるので、相互に関連づけられないかなという事は常に気にかけていました。


 という中で、今回の動きは、ある種、その総まとめ的なものが出来るのではないかと思っています。


 もちろん、展示は、ギャラリーや展示用スペースと比べて、かなり難しくはあるのですが、それでもイベントの一日や数日限定のパフォーマンスとは違って、一ヶ月以上、みっちり展示できるので色々やれる事も多いと思います。


 今回、メインは「ordinary days」という参加型インスタレーションを予定してますので、うまく行けば、最初と最後で様相が異なるような展覧会が出来るのではないかと思います。よかったら、楽しみにしていてください。