闘病に関する過去記事、リブログ続けているので、ご興味あれば遡ってみてください。

カテーテル検査は、とても狭く硬い台の上に寝て、ガッチリ固められた状態で行われました。

古代なんちゃら王の墓、みたいだ…と個人的感想。


手首に麻酔(あたたかい!)を塗ってから、2、3ミリ程度の穴を空け、そこから長い長い管を通していく。

場所によっては、「あ、今ここを管が通っている」というのがわかります。

造影剤が通っていくのも、わかる。

痛みはありません。


管を抜くと、傷口が塞がるまで、手首にこういうのを着けます。

これがとても良く出来ていて、程よい具合に空気で圧がかかっています。

この空気を、2時間おきに2ミリずつ抜くのですが、その割合が、痛みが軽減されるのと丁度良い比例なんですよ。

これ以上圧がかかり続けたら痛くなっていくし、抜き過ぎても急激に痛みを感じるんだろうな、という。

空気が抜き切る頃には、痛みもほぼ無く、傷口が塞がっている。

考えた人が素晴らしすぎる!

というのを、次の日来た看護実習生の皆さんに熱弁してしまいました。

熱心に聞いてくれるので、嬉しくなっちゃって。

そこにたまたま来たドクターも、ニコニコと私の「素人解説」を聞いていました。

「しかも!

スケルトンでおしゃれなんだよ。」

と言ったら、ドクターに笑われた。

「いや、おしゃれかどうかは(笑)」

と仰るので、若い子が着けたら可愛いし、原宿辺りで流行らせてもいい旨、論じてみました(笑)

ちなみスケルトンなのは、傷口チェックの為なんだと思う、多分。


さて、話が戻りますが、カテーテルの検査中。

私の酸素濃度が下がりまして、鼻から酸素を入れる事になりました。

(この酸素濃度低下は数日続く事になる)

その、鼻の管にです。

スタッフのどなたかが、引っかかったのよ。

「す、すみません、鼻が…鼻が…!」


私のイメージは、こう。



笑い堪えて、涙出てきたよ。


珍事で和やかムードになった検査も無事終わり。

そこから数時間経って、何と副作用で発熱してしまいました。

発熱の原因か、私の甲状腺機能障害にあるとドクターが気付いてくれ、点滴をする事で治まったのですが。

熱でぽわーっとなりながら、思ってた事。

ウイルス性等の発熱ではないので、悪寒やダルさがないんだな、きっと。

お風呂に入っているみたいな、心地よい発熱なんです。

不思議。


貴重な経験がたくさん出来た、カテーテル検査でした。