寒気 | Pop It Up

寒気

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学校を休んだキミの家に渡しものをもって行く

部活のみんなに「先生に用事あるから」ってウソついて学校に残る。
部活を早退すれば簡単なのだけど、それはキミが嫌がるでしょ。
部活好きなキミにしてみれば邪道だ。
1時間くらい待ってから
メイク直しをして、最高の笑顔チェックをする。
駅と反対方向のキミの家
白い息が視界を濁らす
「家の前だよ」メールを打つと

ガチャ

キミだ。上下スエットで裸足にサンダル
とても熱を出して休んだ人には見えない格好。
まったく…しんぱいになるでしょ。
大丈夫?と聞きながら渡しものをキミの手に。
複雑な顔して「ごめんね」だって。
キミのためなら寒い神社で一人きり、2時間待てる子だよ?
大丈夫だよ。
「もう寝るから」キミはスグ家に入らなきゃなんだね。
うん。って、最高の笑顔で笑えたかな。
少ししか会えないの分かってたよ。
最近2人であってなかったし
ものすごくキスしたかったけど。
キスしたらキミの熱が私に移動してくれないかな なんて。
寂しいけど、表情を曇らせちゃダメだ。
キミに心配させちゃダメ。

きみは無言でわたしを抱き締める
2、3秒の幸せ。
油断したら泣きそうなくらい心が弱くなった。
こんなに素直になれるのはキミの前だけだ。

じゃぁね、あしたは来れるの?
そぅ、よかった

だから言ったんだ。
寒いし、会うとスグバイバイが悲しくなるからキミは家から出なくて良いって。
ポストに入れておくよって。
帰りの電車で一人泣くのがどれだけ辛いか。
わたしは強くないから、会えて良かった!って思いだけじゃなくて
もっと居たかったなんて欲をだすんだ。
たぶんわたしがキミを好きすぎてるんだろうな。
ごめんね。

青春やね。