過去の有名曲の中で、最も長いタイトルではないかと思える曲です。B'zの「愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない」どころではありません(笑)。

 

ご紹介するのは、ジュリー・アンドリュースとディック・ヴァン・ダイク、ディズニーのブロードウェイ・ミュージカル、アンドレ・リュー、それにJ01、ボウイほかです(タイトルだけで文字数規定が溢れました)

 

 映画『メリー・ポピンズ』(1964年)でジュリー・アンドリュースによって歌われたおまじないの歌、「Supercalifragilisticexpialidocious」。若い頃はなんでも覚えられて、すらすらこんな不思議な歌詞が口をついてでたものです。それにしても、ジュリーさんの活舌の良さに、文字通り舌を巻いたのは、もう60年も前のことなのですね。相棒のディック・ヴァン・ダイクとの軽妙なコンビも素敵でした。

 

 

 

もちろんミュージカルで同じコンテンツを展開するのも、ディズニー社の得意とするところです。次は、ディズニー・オン・ブロードウェイでの「スーパーカリフラ・・・」です。 出演しているのは、Ashley Brown (Mary Poppins)と Gavin Lee(Bert)のコンビです。 15年ほど前の公演だそうです。ヒットコンテンツを生み出せば、長く公演することができるのがミュージカルの強みですね。

 

 

 

次は日本でも公演した実績のあるヴァイオリン奏者ののアンドレ・リューの Johann Strauss Orchestraによる「 Supercalifragilisticexpialidocious (Mary Poppins)」です。この方のDVDを買ったことがありますが、 「ワルツ王」と呼ばれることもあり、ステージも華やかでとても楽しいです。日本でもこういう大人のエンタメ公演が定例化するといいのに・・、と思っています。

 

 

 

ここまでの紹介だったら、マイブログの記事にはしなかったと思いますが、意外なグループがこの長い呪文をタイトルにしているのが気になりました。ただしメロディは違います(別の曲です)ので、その点はご了解くださいね。 まずは80年代の我が国を代表するロック・バンド、BOΦWYのレパートリーに同名曲があり、この曲の約1:00の箇所にその歌詞が登場します。曲名は、もちろん「Supercalifragilisticexpialidocious」です。おそらく1964年の映画を見てインスパイアされたのかと思うと、強面なメンバーのみなさんにふっと心が和みますね。音楽の力すごいぞ。

 

 

 

もう一グループが、このタイトルで歌っています。もちろんこれも別曲なのですが、グループ名は「J01」と書いて「ジェイ・オー・ワン」と読みます。 メンバー11人全員が日本人ですが、韓国のエンタメ企業と共同運営をしていることから、楽曲やイメージングは世界にアピールする術をわきまえている韓国のパートナー企業が推進しているようです。 

 

Wikiの解説によると、「SuperCali(スパカリ)」は中毒性の高いメロディーで、映画『メリー・ポピンズ』の劇中で登場する呪文「Supercalifragilisticexpialidocious (スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス)」を表現しながら、JO1のこれからの成長を誓い、体の隅々の細胞まで情熱を燃やすという強い信念が込められている」そうです。 同曲は2022年9月22日、マリンメッセ福岡A館で開催されたアリーナツアー『2022 JO1 1ST ARENA LIVE TOUR ‘KIZUNA’』福岡公演で初披露され、会場と配信で彼らを見守るJAM(JO1のファン)を沸かせた、とのこと。

 

 

 

そもそも外国のおまじない言葉が歌になり、ミュージカルになり世界に広がりました。これって落語の「ジュゲムジュゲム・・」が歌になるようなもので・・・、そういえば「ジュゲム」はコミックバンドだったずうとるびがレコード化したことでも有名です。 

 

しかもその作詞・作曲はメンバーの山田隆夫さんによるもので、山田さんといえば今も日本テレビの人気番組「笑点」で座布団を運ぶ人として広く知られています。 なんだか因縁めいてきたので、ご祝儀代わりに「ジュゲム/ずうとるび」をこの記事の最後にサービスアップします。こんなの上げたら長年ブログを上げてきたpopfreakもアメブロ座布団を一枚どころか何枚もまとめて剥がされそうです(笑)。トホホ、お後がよろしいようで・・・。