アメリカのシンガー・ソングライター、ランディ・ヴァン・ウォーマー最大のヒット曲です。1979年6月にビルボード誌最高位4位まで上がっています。

 

年間総合チャートでも29位と健闘。原題は「Just When I Needed You Most」なのですが、ナゼか邦題は「アメリカン・モーニング」です。コロラド州生まれのカントリー・シンガーなのですが、細面の優しい顔であまりカントリー歌手のイメージがありません。それもよかったのかも知れません。

 

この曲をDupinさんからリクエストしていただいてボクもアルバムを当時買っていたことを思い出しました。 ランディ・ヴァン・ウォーマーの公式MVです。歌唱シーンもありますが、当時この人の顔を見た記憶がないのです。LPにもアーティスト写真が載っていなかったのかとLP棚を探しましたが、とうの昔に処分してしまったようです。残念。  

 

カントリー界の大御所、ドリー・パートンも歌っています。カバー録音もありますが、ここはテレビ出演時の動画で。  

 

やはり曲想がカントリーのせいか、その分野の歌手ティム・マックグローが野外公演で歌っています。ゴツイ系のシンガーです。  

 

DEENという日本のバンドが2014年にカヴァーしています。アルバムの1曲ですが、このMVには英語詞がでるので、ご一緒にどうぞ歌って見てください。歌いやすい優しい曲です。  

 

ダナ・ウィナー(Dana Winner)というベルギーの歌手が歌ったレコードヴァージョンが、オーケストラをバックに余りに素晴らしかったので上げました。最近はこういうポピュラーシンガーの王道をゆく人が少なくなりましたね。  

 

最後はレスリー・マッコーエンのソロで「アメリカン・モーニング」。

 

今年4月に65歳で死亡した元ベイ・シティ・ローラーズのリードヴォーカルとして世界の若い女性に絶大な人気を博しました。イギリスのアーティストですから、おそらく「アメリカン・モーニング」という日本語タイトルがついていたことを知らないまま亡くなったのでしょう。  

 

1979年、世界の若者はパンクロックに熱中していた時代です。

 

そんな中でもこんなに優しい歌がビルボード年間チャートで29位に上がるほど、ポップスの世界は幅広く良い曲を歓迎していたのですね。 なおランディ・ヴァン・ウォーマーは、2004年に48歳で亡くなっています。白血病だったそうです。