また買ってしまった、トニー・ベネットのデュエットアルバム。デュエットⅠ、Ⅱそれに写真のもろもろ。

 

ガガさまとのデュオアルバムは、Ⅱの1曲目に「レディ・イズ・ア・トランプ」で満足して買いませんでしたが、

ダイアナ・クラールとは、Ⅰの「The Best Is Yet To Come」、それにデュエッツシリーズに先駆けて出た『Playin' With My Friends』というブルース集にて1曲目「Alright , Okay, You Win」の2曲だけだったので思わず映像付を買ってしまいました。

というのは今年の8月に御年92歳を迎え、9月の発売を発表したトニー老に敬意を表しての購入でしたが、聴いてみると驚き桃の木でした(今やだれも使わないですよね、この比喩、笑)。素晴らしい。映像で見る二人の表情のやり取りが父と娘の会話のようで心を打ちます。

 

楽曲は全13曲ですがそれぞれソロ歌唱曲も入っていますが、すべてガーシュウィン曲集。したがって、マイブログで取り上げた曲が多く、どれにしようかな、と悩みました。この曲については、デュオ映像の後で一言コメントします。

トニー・ベネットとダイアナ・クラール

 

 

このタイトル「Nice Work If You Can Get It」の邦題は「それができたら素敵」とか、「うまくやれたら」などいろいろありますが、あまりしっくりこないのでカタカナのままでお許しいただきます。

 

この曲は、1937年の映画『A Damsel In Distress (邦題:踊る騎士)』で、フレッド・アステアが踊って演奏した(笑)ナンバー。この映像、ボクも初めてみましたが、アステアが華麗なステップでドラムを蹴り&叩きながらタップダンスするという超絶技巧。

 

このタイミングの合ったドラムのキック音(まさにキック、笑)は、どうやって映像と併せたのか全く想像ができません。かといってアテぶりでは絶対無理なタイミングですから、唖然とするより他になし。お楽しみください、としか言いようがございません。

 

フレッド・アステアの華麗な足さばき「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャント・ゲット・イット」

 


さてトニー・ベネットとダイアナ・クラールのデュエットが2018年に行われたことが奇跡のようですが、その60年以上まえの1962年に録音されたフランク・シナトラとペギー・リーのデュエット映像が見つかりました。二人の息の合ったデュエット、これまた奇跡のような歌唱です。

 


次はボクの大好きなドリス・デイが、珍しくこの曲をヴァースから歌っています(静止画で、デュエットではありませんが)

録音は、1957年の10月だそうです。

 


popfreakの最近のお気に入り、ジェーン・モンハイトの「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャント・ゲット・イット」もとてもいいですね。2003年のシュツッツガルト・ジャズフェスでの映像です。

 

 

歌もの最後は、この人。サラ・ヴォーン。この人の歌唱も大好きです。

 

 

【番外編】セロニアス・モンクの解釈による「ナイス・ワーク・イフ・ユー・キャント・ゲット・イット」、1970年の録画です。

 

 

どれもこれも素晴らしすぎて、思わず「Good Job!!」と叫びたい気分です。