1961年ベン・タッカーにより作曲され、デイヴ・ベイリー・クインテットが録音が行われましたが、その少し後にハービー・マン・グループがヴィレッジ・ゲイト(ジャズのライブハウス)でのライブ録音(アトランティック)がリリースされた1962年にヒット。作者のベン・タッカーがメンバーだったことで録音が行われたののでしょう。
さてインストルメンタルで広く知られたナンバーです。
そのハービー・マンによるライブ・ヴァージョン。これがヒットして地味な楽器フルートがジャズ・ソングの人気に大いに貢献します。後に爆発的にアルバムが大ヒットした『メンフィス・アンダーグラウンド』など、今思うと奇跡みたいなものでしょう。ジャズ・ファンは必聴のアルバムでしたから。
では、まずはご祝儀ということで。ただしイントロが長いので1分くらいまで飛ばしてください。しかもこのトラックは8分もありますのでチョイ聴きでいいです(笑)。
さて歌ものの最初は、ボクの好きなメル・トーメの歌唱です。YouTubeではレコード・ヴァージョンが多かったのですが、ジュディ・ガーランド・ショウでメルが歌っているのが見つかりました。車と女性を配して若き日のメルさん、軽快に歌っています。こりゃ、モテルわ。降参です(笑)。
意外に歌もの「カミン・ホーム・ベイビー」は少ないのですが、この方が歌ってくれたので百人力。
マイケル・ブーブレ、2007年のアルバム『Call Me Irresponsible』で収録したのは、メル・トーメを意識してのことだろうなぁ、とボクは推測しています。
珍しやシルヴィー・ヴァルタンがこの歌を歌っています。考えてみれば当時の夫のジョニー・アリデイさんはフランスのプレスリーだったわけですから、珍しいと思うボクのセンスがダサいと反省。
ここで歌ネタ切れで困ったな、と思ったところで救世主が現れました。
ハリソン・クレイグ、ボクも初めて聞く名前です。1994年オーストラリアはメルボルン生まれの22歳です。なんでもオーストラリアのオーディション番組でスカウトされ、18歳のときにデビューしています。
この「カミン・ホーム・ベイビー」のMVにみるカッコいい身のこなしと歌いっぷりにいきなりファンになってしまいました。今からこのアルバムを(最近自重していた)アマゾンクリックします(汗)。
昨年発売された(といっても日本のユニバーサルは発売してません、ガックシ)最新アルバム『Kings of Vegas』(ジャケット写真参照)の1曲目に入っています。うーん、検索し続けてよかった。嬉しい発見です。素晴らしいので、ぜひ4分フルで鑑賞してください。
かつてマイケル・ブーブレを見つけたときにもテンションが上がりましたが、このアルバムの到着が待たれます。
こいつは春から縁起がいいわい、という気分です。
(これがアルバム・ジャケットです。ちょっとイキッテますね~関西弁ですが・・笑)
