原題は「A Whiter Shade Of Pale」。1967年プロコル・ハルムのデビュー曲であり、かつ最大のヒット・ナンバーが「青い影」です。
時代はまだプログレッシヴ・ロックという言葉が使われていなかったのでしたが、ボクはこの曲の持つ、それまでのロックとは違う壮大で幻想的なイメージが大好きでした。
日本でも多くの若い世代、例えばまだ十代だった荒井由実などに強い衝撃を与えました。そのソフトなサウンドとは裏腹に(笑)。
まず最初はオリジナル・スコピトーン動画です。プロコル・ハルムの映像がキレイです。これのサウンドはリマスター盤が使われているのだそうです。
このスコピトーンとは、1964年くらいからフランスで開発・使用された“映像版ジュークボックス”のこと。飲食店などに常設してあり、観たい人はお金を入れて選曲するのだそうです。フランス以外で使われた機器であるかどうかについて、ボクは知りませんが。
またこれも知りませんでした。クラプトンがこの曲をカヴァーしていたのですね。同時代のイギリス・ロック勢として交流があったのでしょうか。渋いですね、クラプトン。
エリック・クラプトン(ライヴ)静止画のみ
あの暑苦しい歌唱でウッドストックを沸かせたジョー・コッカーもカヴァーしています。これは1983年8月のライヴ映像だそうです。
♪Sweet Dreamsの歌声が今も耳にのこるアン・レノックスの公式MVヴァージョンです。この人はユーリズミックスの前身、ザ・ツーリストの時代からお気にいりでした。ちなみにSweet Dreamsはユーミンより先の同名違曲ですよ。
かと思うと、ネバネバ好きのサラ・ブライトマンも粘着質に歌っています。美声を保持する秘訣は?というテレビのインタビューに「おくら、納豆を毎日食べている」という答えにビックリ。この映像の動きも腕の振り方がピッタリ過ぎて不気味ですらありますね(失礼)。この曲は2000年のアルバムに収録されているそうです。
YouTubeを検索していると、懐かしい名前に巡り合いました。ギリシャを代表する歌手、デミス・ルソスです。1947年生まれなので、この2007年のライヴ映像時はちょうど60歳。にしちゃぁ、ちょっと老けてるかな。
ギリシャ出身といえば、ナナ・ムスクーリ、ジョルジュ・ムスタキ、それにジョージ・マイケル(父親はギリシャ系キプロス人だそうです)。やはり男性はみなさんヒゲ濃い系ですね(笑)。
いまひとたびのプロコル・ハルム
デンマークでのライヴ・ウィズ・ストリングスオーケストラ。野外のフェスティヴァルでの壮大な「青い影」です。時に2006年、10年前です。
さて、ボクがユーミンと「青い影」の関係を知ったのは、3年半ほど前に発売された40周年記念アルバム『日本の恋とユーミンと』の3枚目の最後にプロコル・ハルムと共に「青い影」をカヴァーしていたことに気づいたためでした。
解説(小林克也)には、そのことは一言も触れられていませんでしたが、このユーミン・ヴァージョンを聴いたとたん、「ああ、あれね。「ひこうき雲」のモトがこの曲だったのですね」と妙に納得したのでした。積年ののどのつかえが取れたような(笑)。
松任谷由実とプロコル・ハルムのジョイントツアー -Back to the Beginning-2012年12月に国内で行われています。
当時のナタリーの記事には、こうあります。
松任谷由実は、「彼らがいなかったら今の私はいなかった。そんなPROCOL HARUMと共演できるなんてね。神様はいたずらだね」と少女のようにはにかみ、彼らに影響を受けて作られたという荒井由実時代の楽曲を歌い上げた。
最後は、荒井由実の「ひこうき雲」MUSIC CLIP。2013年夏『風立ちぬ』宮崎駿・監督作品で主題歌になったときの映像です。
プロコル・ハルムを触媒にして、ボクらはユーミンを聴いてきたのでしょう。まさに神様のいたずらがボクらに幸せを運んでくれました。
時代はまだプログレッシヴ・ロックという言葉が使われていなかったのでしたが、ボクはこの曲の持つ、それまでのロックとは違う壮大で幻想的なイメージが大好きでした。
日本でも多くの若い世代、例えばまだ十代だった荒井由実などに強い衝撃を与えました。そのソフトなサウンドとは裏腹に(笑)。
まず最初はオリジナル・スコピトーン動画です。プロコル・ハルムの映像がキレイです。これのサウンドはリマスター盤が使われているのだそうです。
このスコピトーンとは、1964年くらいからフランスで開発・使用された“映像版ジュークボックス”のこと。飲食店などに常設してあり、観たい人はお金を入れて選曲するのだそうです。フランス以外で使われた機器であるかどうかについて、ボクは知りませんが。
またこれも知りませんでした。クラプトンがこの曲をカヴァーしていたのですね。同時代のイギリス・ロック勢として交流があったのでしょうか。渋いですね、クラプトン。
エリック・クラプトン(ライヴ)静止画のみ
あの暑苦しい歌唱でウッドストックを沸かせたジョー・コッカーもカヴァーしています。これは1983年8月のライヴ映像だそうです。
♪Sweet Dreamsの歌声が今も耳にのこるアン・レノックスの公式MVヴァージョンです。この人はユーリズミックスの前身、ザ・ツーリストの時代からお気にいりでした。ちなみにSweet Dreamsはユーミンより先の同名違曲ですよ。
かと思うと、ネバネバ好きのサラ・ブライトマンも粘着質に歌っています。美声を保持する秘訣は?というテレビのインタビューに「おくら、納豆を毎日食べている」という答えにビックリ。この映像の動きも腕の振り方がピッタリ過ぎて不気味ですらありますね(失礼)。この曲は2000年のアルバムに収録されているそうです。
YouTubeを検索していると、懐かしい名前に巡り合いました。ギリシャを代表する歌手、デミス・ルソスです。1947年生まれなので、この2007年のライヴ映像時はちょうど60歳。にしちゃぁ、ちょっと老けてるかな。
ギリシャ出身といえば、ナナ・ムスクーリ、ジョルジュ・ムスタキ、それにジョージ・マイケル(父親はギリシャ系キプロス人だそうです)。やはり男性はみなさんヒゲ濃い系ですね(笑)。
いまひとたびのプロコル・ハルム
デンマークでのライヴ・ウィズ・ストリングスオーケストラ。野外のフェスティヴァルでの壮大な「青い影」です。時に2006年、10年前です。
さて、ボクがユーミンと「青い影」の関係を知ったのは、3年半ほど前に発売された40周年記念アルバム『日本の恋とユーミンと』の3枚目の最後にプロコル・ハルムと共に「青い影」をカヴァーしていたことに気づいたためでした。
解説(小林克也)には、そのことは一言も触れられていませんでしたが、このユーミン・ヴァージョンを聴いたとたん、「ああ、あれね。「ひこうき雲」のモトがこの曲だったのですね」と妙に納得したのでした。積年ののどのつかえが取れたような(笑)。
松任谷由実とプロコル・ハルムのジョイントツアー -Back to the Beginning-2012年12月に国内で行われています。
当時のナタリーの記事には、こうあります。
松任谷由実は、「彼らがいなかったら今の私はいなかった。そんなPROCOL HARUMと共演できるなんてね。神様はいたずらだね」と少女のようにはにかみ、彼らに影響を受けて作られたという荒井由実時代の楽曲を歌い上げた。
最後は、荒井由実の「ひこうき雲」MUSIC CLIP。2013年夏『風立ちぬ』宮崎駿・監督作品で主題歌になったときの映像です。
プロコル・ハルムを触媒にして、ボクらはユーミンを聴いてきたのでしょう。まさに神様のいたずらがボクらに幸せを運んでくれました。