この原題は、「Don't Smoke In Bed」。1948年にウィラード・ロビソンが作詞・作曲した超ねっとり系(笑)のバラード。
似たタイトルの邦楽曲に♪ベッドで煙草を吸わないで・・・という沢たまき姐御の有名ナンバーがありますが、全く別の曲です。きっとこの曲を本歌取りしたのでは・・。
2つの曲に共通しているのは、ベットと煙草という大人の睦言(うっ、死語?)です。なんらかの営み(なんやねん)のあとの一服に、女性がつぶやくささやかな一言。ふふふ。大人の世界やなあ(苦笑)。
最初にヒットさせたのは、この人。
ペギー・リー、1948年のことです。
最近でもカヴァーしているオーストラリアのジャズ歌手、ジャネット・サイデルもステキです。ボクは一時この人にはまって、5枚くらいCDを買っていますが、いずれも優しい歌声で和みます。とりわけウクレレを伴奏に歌ったアルバムがお薦めです。
さて、微妙な女心(男心?)を歌うk.d.langの素晴らしいこと。動画が上手く開かないので、リンクで聴いてください。テレビ出演時ですら、この説得力ですから。敬服・鳥肌モンです。
⇒k.d.langテレビ番組出演時の映像
まさか、パティ・スミスがこんなベタな歌を歌っているとはつゆぞ知らず。決然とした意思表示の表れのようなスゴイ歌唱です。思わず逃げ出したくなります。
次の歌唱もスゴイ。よほどみなさんがベッドと煙草に思い入れがあるのか、それとも歌詞がスゴイのか。カーリー・サイモンの怨念のこもった「ベッドで煙草は良くないわ」。スタジオで指揮するのは、かのヴァン・ダイク・パークス。スタジオ録音時の動画でこんなの初めて観ました。ビックリ。
カーリーもスタンダード・ナンバーを歌っていた時期があったのですが、その頃のプロモーション・ヴィデオかな。男性諸君、隣の女性にこんな歌い方をされたら、ビビりません?ボクだったら(かつてはヘヴィー・スモーカーでした)ベッドから転げ落ちて逃げ出すに違いありません(冷汗)。
ここはやはり、苦情を言われても安心して聞き流せるジュリー・ロンドンが安らぎの女王でしょうか(笑)。
最後にこの人。ライザ・ミネリです(リンクのみ)
⇒ライザ・ミネリへのリンク
なんだか、ライザ・ミネリにかかったら、ベッドから速攻蹴り出されそうですね。
次回は、日本の「寝たばこ禁止歌」(これじゃ、ミもフタもないなぁ)にチャレンジシしてみたいと思います。