popfreakとしては珍しく「クリスマスご祝儀記事」連発♪です。

もちろん曲は、多くのカヴァー録音がある「The Christmas Song」、ボクの大好きなメル・トーメが31歳のころにロバート・ウェルスと共作したナンバーです。前回記事の最後の動画で初めて“動く”メル・トーメを観られたかたにメル・トーメのお薦めアルバムを。

$♪blowin' in the music『メル・トーメ・スウィングス・シューバート・アレイ』(verve)
シューバート・アレイというブロードウェイの小路に付けられた名前の主は、ブロードウェイ・ミュージカルに多大な貢献をしたシューバート兄弟のことで、メル・トーメは朋友マーティ・ペイチのアレンジで軽妙な歌唱を展開。ボクの大愛聴盤でもあります。


さてさて本日のお題。白人歌手メル・トーメが作った歌を黒人R&B歌手や世代を超えたポップ・シンガー、またテノール歌手などが自己流に素晴らしい歌唱を聴かせてくれています。

まずは、心の底からしびれるような、吐息が切ない・・なんちゃってルーサー。「銀恋」じゃぁ、あーりませんよ。ルーサー・ヴァンドロスは80年代に大活躍、当時ボクも何枚かアルバムを買っています。50歳代半ばで亡くなったのが残念でした。

ルーサー・ヴァンドロス




次は、ブラクストンズという姉妹グループとしても活躍していたトニ・ブラクストン。なんといっても96年ごろの「Un-break My Heart」は素晴らしかった。当時MTVとかスペシャとか観まくってましたので、そのステキな容姿に惹かれてよく聴きました。

トニ・ブラクストンで。




次は、アギレラ。エクアドル人の父とアイリッシュ系アメリカ人の母との間に生まれた彼女の歌の上手さにはなんども感服してきました。最初は映画『ムーラン・ルージュ』(ニコール・キッドマンの人間とは思えぬ完璧な容姿!踊りも素晴らしくドキドキしました)での「レディ・マーマレード」。Pink!などとの共演ナンバーでしたが、アギレラの迫力勝ち(笑)。

そのあと買ったハービー・ハンコックのデュエット・アルバムでも「ア・ソング・フォー・ユー」(レオン・ラッセル作、カーペンターズでもお馴染み)をカヴァーしていて、痺れました。最近では映画『バーレスク』での露出度の高いコスチュームにまたまた心ときめいてしまいました(汗)。



クリスティナ・アギレラ




さて本日の最後は、キング・コールの娘ナタリーとアンドレア・ボチェッリのデュエットで「クリスマス・ソング」。ボチェッリといえば、一昨年のトニー・ベネットとのデュエット曲とその録音風景(ボチェッリの自宅兼スタジオで録音)も良かったですねぇ。



アンドレア・ボチェッリとナタリー・コール 2009




かくしてクリスマスの夜は更けて・・・。“わけあり”なクリスマスを過ごしたいかたにはピッタリのデュエットでしょ(笑)。