♪カモネンヒア、カモネンヒアという歌いだしは、だれでも一度は聴いたことがあるでしょう。

ボクはこの曲の冒頭部分を聴くと、いつも子供のころに戻ってウキウキした気分になってしまうのです。

アメリカのショウ・ビジネス界の楽しさが溢れたナンバーの一つです。

まずは1938年に作られた同名映画(邦題は『世紀の楽団』)で主役アリス・フェイが歌うシーンです。




作曲は、アーヴィング・バーリン。あの「ホワイト・クリスマス」を作曲した人でもあります。

それとエセル・マーマンの華やかな歌唱でおなじみの「ショウほど素敵な商売はない」もこの人のミュージカル『アニーよ銃をとれ!』のフィナーレを飾る名曲です。


次はアル・ジョルソンとビング・クロスビーの掛け合い。アメリカ・エンタメ界の大御所二人です。さすがにアルの声がガラガラになっていますが、映画界と音楽界を支えた逸材です。




この人たちのハッピーなコーラスもこの曲にピッタリ。アンドリュー・シスターズ





日本代表は前田美波里と今陽子のデュエットメドレーの1曲目です。日本の音楽番組もアーヴィング・バーリン特集なんて、洒落た企画があったのですね。指揮は宮川泰、編曲は前田憲男





ショウビジネスの申し子、ジュディ・ガーランドです。




最後は、いかにもショウビズというショウの一場面。Ethel Merman, Dan Dailey, Donald O'Connor, Mitzi Gaynor, Johnny Ray - Alexander's Ragtime Band




世界巡りの「アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド」の主題による変奏曲。

衣装も楽器も言語も多彩で楽しいのですが、1954年に行われたこのショウはなんのためなのでしょうか。

なんといっても『アイ・ガット・マーマン』で亜門先生もトリビュートしているエセル・マーマン、アニーを演じたミュージック界のビッグスターの存在感が素晴らしい。


「アレキサンダーズ・ラグタイム・バンド」は、1911年アーヴィング・バーリンが書いた最初の大ヒット曲です。もう百年以上前なのですね。