そろそろライラックが咲く季節なのでしょうか?

$♪blowin' in the music ライラック(ですよね?)


チューリップとカーネーションくらいしか分からなかった“自称・花痴”のpopfreakですが、人生の荒波にもまれる内に花の名前をいろいろと知るにいたりました、というのは大げさかな(笑)。

あるいは“花の色は うつりにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに”といたづらにふりまわされてきたせいでしょうか(汗)。

ライラックは、フランス語ではリラ(lilas)というそうです。

ミシェル・ルグランがエディ・バークレーと共作した「LA VARSE DES LILAS」は「リラのワルツ」という邦題が付きましたが、後にアメリカでジョニー・マーサーが「Once Upon A Summertime」という素敵な英語の歌詞をつけてくれたお陰で、この歌は世界で歌われるようになりました。

ボクが最初に聴いて好きだったのが、ブラジルのアストラット・ジルベルトのたどたどしい英語版

それにアレンジャー/指揮はギル・エヴァンスですから、デリケートなアレンジの妙にしびれました。

クール・ジャズをマイルスとともに推進したギル・エヴァンスの『スケッチ・オブ・スペイン』を聴くと、ギルのクールへの技法を感得することができます。このアルバム『ルック・トゥ・ザ・レインボウ』は愛聴盤でした。

(ブラジル)アストラッド・ジルベルト From the album "Look To the Rainbow" Arranged and conducted by Gil Evans



さて次はオランダの女性ジャズ・シンガー、リタ・ライス。シェイクスピアをジャズにした彼女のアルバムを持っていますが、斬新な実力派です。

彼女のライブを観たことがないので、これをYouTubeで見つけて大喜びしています。

(オランダ)リタ・ライス




3番手には、イギリスの貴公子スコット・ウォーカー。ウォーカー・ブラザースで人気沸騰したポップ・シンガー。

外見に似合わず、骨太な低音が女性のこころを掴みましたね。

(イギリス)スコット・ウォーカー




4番バッターは、今年グラミー賞を受賞したこの方へ敬意を表して。

(アメリカ)バーバラ・ストライザンド





うーん、人生いろいろ、歌い手の国籍もいろいろ、印象もいろいろですね

今日はこれくらいにして、次回はスウェーデン代表と、それに肝心のフランス語ヴァージョンを聴いていみたいと思います。

(つづく)