多くの男女ヴォーカリストが競った佳曲「宵のひととき」(邦題)。別名、「恋に過ごせし宵」というエレガントなタイトルも付されています。

もともとは映画のために作られ、シナトラが歌ったものが創唱ということになっていますが、ボクが一番好きなのは、オランダのジャズ歌手、アン・バートンのアルバム『Ballads & Burton』冒頭のヴァージョンです。

$♪blowin' in the music


余り知られざる歌い手なので、動画はもとより、録音ものもYouTubeで見つけるのは難しいのですが、好事家いますね

パーソネル:
Ann Burton (vo) Louis Van Dyke (pf) Jacques Schols (b) John Engels (ds) Rudy Brink (ts)

Recorded in 1969



以前にも少し書きましたが、日本に来たときのコンサートは心に残っています。なぜ日本で人気がでたのが不思議ですが(オランダの歌手ではクレオ・レーンの方が実績もあり有名なはずなのに・・)、それにアン・バートンはルイス・ヴァン・ダイクとのトリオがバックのアルバムがいいのです。コンサートはこのトリオで来たと記憶しています。聴きながら「あ、レコードのノリと一緒だ・・・」と。

次は、スタン・ケントン楽団をバックにわが愛する(汗)ジューン・クリスティ。メチャ小粋です。

June Christy & Stan Kenton 1965


ジューン・クリスティといえば「Something Cool」(モノ盤/ステレオ盤の2 in 1 CDもあります)が代表ですね。

さて男性歌手です。この人は日本ではあまり人気がでないままでしたが、ジョニー・マティスもいい味です。(ただしリンクのみ)

Johnny Mathis 1959

 【⇒ジョニー・マティスはリンクのみです】

明日から夏休みで、あまり時間がありません。手抜きですが、あの「ラスト・ワルツ」のMR.モミアゲのヴァージョンを最後に。

Engelbert Humperdinck



同じ宵の過ごしかたでも、いろいろですね。アン・バートン、素敵だと思っていただけると嬉しいです。