クリス・コナーの名盤クリス・コナーが亡くなったと今朝の新聞で知りました。
81歳。ぁぁぁ、悲しいです。
これでボクが好きだったスタン・ケントン楽団の3人の女性歌手、アニタ・オデイ、ジューン・クリスティ、それにクリス・コナーともに神に召されてしまいました。
クリス・コナーといえば「バードランドの子守唄」と条件反射するくらい、このアルバムの1曲目のこの曲が好きでした。
⇒リンク
この曲は、盲目のピアニスト、ジョージ・シアリングが作曲したクールで軽快なナンバー。歌詞をつけたのはB.Y.フォスターという人だそうです。
バードランドはニューヨークの有名なジャズクラブの名前で、バードとはかのチャーリー・パーカーにちなんで付けられたとのこと。
このナンバー、エラが極めつけという人もいれば、サラ・ヴォーンのこの名唱を上げる人もいます。
サラ・ヴォーンとクリフォード・ブラウンの「バードランドの子守唄」
⇒リンクのみですが。
ボクもマイ・ブログで紹介したことがあります。ぜひチェックしてみてください。
⇒過去ブログ
ボクがクリス・コナーのアルバムで次に好きだったのは、『ジョージ・ガーシュウィン・ソング・ブック』という2枚組アルバムです。
「Somebody Loves Me」「S'Wonderful」など極めつけ32曲。アメリカのミュージカルが生んだスタンダード・ナンバーを自分のオリジナルな歌唱スタイルで惹きつけてくれたクリス・コナー。
ちょっとかすれて、ちょっとセクシーな歌いまわしが好きでした。
ガーシュウィン曲集マイ・コレクションスタン・ケントンというバンド・リーダーは、ホントウにセンスにいいダンディな人だと思います。
いまごろ天国で、スタン・ケントンを囲んでクリス、アニタ、ジューンの“ケントンズ・ガールフレンズ”が楽しそうにセッションしている様子が目に浮かびます。
ちょっと行ってみたい(危なっ!)気もしますが・・・。
スタン・ケントンYouTubeに8月30日にアップされたAll About Ronnie を聴きながら、クリスの写真をみて追悼したいと思います。
Tribute Chris Conner listening "All About Ronnie"('53)
⇒リンク
合掌。