このタイトルから思いつくのは、かつてのNHKテレビ『夢で逢いましょう』とそのテーマ曲のことでしょうか。

この番組からは多くのいい曲が生まれました。昭和36年にスタートした音楽ヴァラエティ番組で、高度経済成長を支えた人々の心を支えました。

歌は坂本スミ子です。


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さてもう一つの「夢で逢いましょう」。邦題は同じですがこちらはアメリカの曲で、原題は「I'll See You In My Dreams」。1924年に作られたとのことで、時代は昭和ではありません。

「大正13年」のことです。

バンドリーダーのアイシャム・ジョーンズが作曲し、ガス・カーンが作詞しました。
そのアイシャム・ジョーンズ楽団の演奏がYouTubeにあります(もちろん静止画ですが)。

I'll See You In My Dreams/Isham Jones 1924

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やはりこの曲は、歌モノで聴きたいもの。大好きなドリス・デイの歌でお聴きください。

(対訳)
私は、貴方と夢で逢うでしょう
夢の中であなたを抱きしめるでしょう
誰かがあなたを私の心の中から連れ出して
私はあなたの手が触れるのを感じる

かつて私のものだったあなたの唇
優しい瞳、輝く瞳
今夜、私の行くえを照らす
私は、貴方を夢で逢うでしょう

I'll See You In My Dreams/Doris Day
(この映像には3曲収録されていますが、冒頭の1曲目です)


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ちなみに1951年に、作詞したガス・カーンの自伝映画が製作されました。タイトルは『夢で逢いましょう』、主演はドリス・デイですが本邦未公開だそうです。
明るい、伸びやかなドリス・デイの歌に心が洗われます。(ドリス・デイ  ⇒過去ブログ

それにしても、前回ブログの「夢で逢えたら」にしても、今日の2曲にしても、『夢』を歌うとみんなこころ優しくなるようです。

そういえば「Dream」という優しさの極致みたいな名曲もありますね。次回は、夢つながりにて。