今回は、島津亜矢コンサートでボクがいかに彼女の“声の力”と“歌心”でグイッとわしづかみにされたかを記してみたいと思います。
コンサート会場で買った2枚組CD
最初にコンサートで驚いたのは、満員の観衆でした。見識不足といわれそうですが、紅白歌合戦には8年前に一度でたきりで、有名なヒット曲も思いつかない島津亜矢が関東周辺地域の大きなコンサートホールを満員にするほどのファンがいるとは思わなかったのです。それも2回公演ですから・・・。
そしてなにより感銘を受けたのは、彼女のレパートリーの広さ、歌唱の多彩さ、手抜きのない姿勢、そして全曲全力を出し切る見事な歌いっぷりでした。
ボクが観たのは午後3時の部でした。その日は一回目が午前11時から行われていました。ジャズやロックのコンサートではありえないことです。
ですから観る前からボクは、軽く流して歌ったり、おしゃべりでつないだりの構成なのではないか、と思っていました。
それは見事にボクの勝手な想像に過ぎず、島津亜矢は約20曲を全力で歌いきりました。手抜きは一切なし。ボクは食い入るように聴きいりました(という以外に適当な言葉が浮かびません)。
驚いたことも一杯ありました。この年齢(38歳であることをステージのオシャベリで語っています)で軍歌「戦友(♪ここはお国を何百里・・)」という歌をヴァイオリンだけをバックに歌い始め、朗々と完唱しました。
もとより軍歌には馴染みのないボクでしたが、6回も(おそらく、ですが)転調して哀歌を歌い上げる歌唱力には正直言って鳥肌モノでした。
YouTubeには「戦友」もありましたが、それより(コンサートでは歌いませんでしたが)見つけてビックリしたのが、若き日の美輪明宏(当時は丸山姓でした)が、NHKのバラエティ番組『夢で逢いましょう』で歌ってセンセーションをよんだ「ヨイトマケの唄」を歌っていることです。
この日本のオリジナルなワークソングは、ハンパな歌唱力では鑑賞に堪えないはずなのに、亜矢ちゃんは大胆にも見事に歌い上げています。本当にビックリです。
ヨイトマケの唄(美輪明宏・作詞作曲)
⇒リンク
この歌唱を美輪明宏が聴いたらきっとビックリされると思いますよ。土木工事ワークソングに相応しい野太く、力強い声力なんですから・・・。
ちなみにこの曲は、歌詞の中にでてくる“土方”という表現が不適切とのことで長く放送禁止(自主規制ですが)曲とされていたそうです。
もう1曲だけお願いします。
島津亜矢を表象するのに相応しいは、最近の音楽番組『BS日本のうた』(NHK-BS)のなかでの北島三郎と島津亜矢の二人の特集コーナーでしょう。
どうやら北島三郎が島津亜矢とのデュエット企画を提案したらしく、御大もお墨付きを与えたということなんでしょうね。
なかの北島三郎の代表曲「なみだ船」がYouTubeにありました。1番を北島三郎が歌い、2番を島津亜矢が歌います。2番の歌いだしのすごいこと。さすがの御大がちょっとおどけたリアクションをしますが、決してオーバーではないほどの凄みのある歌唱です。ご一聴あれ。
なみだ船 北島三郎とデュエット
⇒リンク
演歌コンサート未体験ゆえの興奮かもしれませんが、すごい歌い手がこの世界にいることを知りました。
ボクはこのブログでは、ロック、ジャズ、ポップスだけでなくフレンチ、映画音楽など、洋楽ばかりを書き記してきましたが、ちょっとばかり反省しつつ・・・。
次回ネタからは元の路線に戻ります(汗)。
島津亜矢、お得意のポーズ
コンサート会場で買った2枚組CD
最初にコンサートで驚いたのは、満員の観衆でした。見識不足といわれそうですが、紅白歌合戦には8年前に一度でたきりで、有名なヒット曲も思いつかない島津亜矢が関東周辺地域の大きなコンサートホールを満員にするほどのファンがいるとは思わなかったのです。それも2回公演ですから・・・。
そしてなにより感銘を受けたのは、彼女のレパートリーの広さ、歌唱の多彩さ、手抜きのない姿勢、そして全曲全力を出し切る見事な歌いっぷりでした。
ボクが観たのは午後3時の部でした。その日は一回目が午前11時から行われていました。ジャズやロックのコンサートではありえないことです。
ですから観る前からボクは、軽く流して歌ったり、おしゃべりでつないだりの構成なのではないか、と思っていました。
それは見事にボクの勝手な想像に過ぎず、島津亜矢は約20曲を全力で歌いきりました。手抜きは一切なし。ボクは食い入るように聴きいりました(という以外に適当な言葉が浮かびません)。
驚いたことも一杯ありました。この年齢(38歳であることをステージのオシャベリで語っています)で軍歌「戦友(♪ここはお国を何百里・・)」という歌をヴァイオリンだけをバックに歌い始め、朗々と完唱しました。
もとより軍歌には馴染みのないボクでしたが、6回も(おそらく、ですが)転調して哀歌を歌い上げる歌唱力には正直言って鳥肌モノでした。
YouTubeには「戦友」もありましたが、それより(コンサートでは歌いませんでしたが)見つけてビックリしたのが、若き日の美輪明宏(当時は丸山姓でした)が、NHKのバラエティ番組『夢で逢いましょう』で歌ってセンセーションをよんだ「ヨイトマケの唄」を歌っていることです。
この日本のオリジナルなワークソングは、ハンパな歌唱力では鑑賞に堪えないはずなのに、亜矢ちゃんは大胆にも見事に歌い上げています。本当にビックリです。
ヨイトマケの唄(美輪明宏・作詞作曲)
⇒リンク
この歌唱を美輪明宏が聴いたらきっとビックリされると思いますよ。土木工事ワークソングに相応しい野太く、力強い声力なんですから・・・。
ちなみにこの曲は、歌詞の中にでてくる“土方”という表現が不適切とのことで長く放送禁止(自主規制ですが)曲とされていたそうです。
もう1曲だけお願いします。
島津亜矢を表象するのに相応しいは、最近の音楽番組『BS日本のうた』(NHK-BS)のなかでの北島三郎と島津亜矢の二人の特集コーナーでしょう。
どうやら北島三郎が島津亜矢とのデュエット企画を提案したらしく、御大もお墨付きを与えたということなんでしょうね。
なかの北島三郎の代表曲「なみだ船」がYouTubeにありました。1番を北島三郎が歌い、2番を島津亜矢が歌います。2番の歌いだしのすごいこと。さすがの御大がちょっとおどけたリアクションをしますが、決してオーバーではないほどの凄みのある歌唱です。ご一聴あれ。
なみだ船 北島三郎とデュエット
⇒リンク
演歌コンサート未体験ゆえの興奮かもしれませんが、すごい歌い手がこの世界にいることを知りました。
ボクはこのブログでは、ロック、ジャズ、ポップスだけでなくフレンチ、映画音楽など、洋楽ばかりを書き記してきましたが、ちょっとばかり反省しつつ・・・。
次回ネタからは元の路線に戻ります(汗)。
島津亜矢、お得意のポーズ