ジャニス・ジョプリンの伝記「的」映画が『ローズ』です。
『ローズ』サントラCD

主役を演じたベット・ミドラーは、1972年にヴォードヴィリアン気質をもった<アメリカが生んだ最後のシンガー>というキャッチ・フレーズでデビューしました。
私はデビュー時から注目していました。今回マイ・コレクションを探したら、デビュー・アルバムがでてきました。

 ベット・ミドラーのデビュー・アルバム
単なる歌手というよりは、アメリカのエンターテインメント世界のショウマンシップに溢れた素晴らしいパフォーマーです。

ところで映画『ローズ』について。「1960年代後半のアメリカン・ロックンロールの世界にスーパースターとして君臨した女性ロック・シンガーのローズは、すでによく知られている如く、パールの愛称で絶大の人気を誇った今は亡きジャニス・ジョプリンのキョラクターを・・・」(サントラのライナーノーツ、今野雄二)
監督は、俳優としても『さらば愛しき人よ』などにも主演しているマーク・ライデル。

その主題歌「ローズ」をあるライブ番組でベット・ミドラーが歌っている映像がありました。

Bette Midler - The Rose LIVE & TV


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映画『ローズ』もベット・ミドラーについてご存知ない方も、この曲には聴き覚えがあるはずです。

この映画から10年以上たった1991年に、スタジオ・ジブリ製作のアニメ『おもひでぽろぽろ』に「愛は花、君はその種子」という邦題がつけられて、都はるみが高畑勲による日本語の訳詞で歌いました。
エンディング・テーマです。


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ベット・ミドラーが演じたジャニスの魂が、日本の人気アニメのテーマとなって蘇るのです。音楽は素晴らしいメッセージだと思います。
音楽は世界に伝わっていくメディアですよね。

*さて、ジャニスが伝えた歌の数々のなかに、アメリカを代表する作曲家ジョージ・ガーシュウィンの名曲がありました。次回はそのことなどを・・・。