マイケル・ブーブレのデビュー・アルバム


このライナー・ノーツにデビューのいきさつが書いてありました。

カナダの(元)首相マルルーニさんの娘の結婚式でマイケル・ブーブレが歌ったのを、来賓で来ていたデヴィッド・フォスターが聴いて惚れ込んだそうです。まさにシンデレラ・ボーイ。ちなみにデヴィッド・フォスターもカナダ出身です。

その結婚パーティで歌った曲が「マック・ザ・ナイフ」です。日本では、結婚式で歌われる曲はオメデタ・ナンバーが最優先。♪サメのようなナイフを持った男の歌♪は相応しくないので避けると思うのですが、そのあたりがおおらかですね。マルルーニさん。

いずれにせよ、「マック・ザ・ナイフ」がマイケル・ブーブレが世に出るきっかけとなった歌となりました。

このファースト・アルバムには、デヴィッド・フォスター得意のバラードも多いのですが、出色は「ムーンダンス」。アイルランドを代表する男性ヴォーカリスト、ヴァン・モリソンの曲を取り上げていて素晴らしいできばえです。
マイケル・ブーブレの「ムーンダンス」静止画のみですが。



 ヴァン・モリソンの写真です

ファースト・アルバムから最新作「コール・ミー・イレスポンシブル」にいたるまで、マイケル・ブーブレにはデヴィッド・フォスターがずーっとプロデューサーを務めています。こんな男前です。

 デヴィッド・フォスター

プロデューサーの方針なのでしょうが、マイケルのレパートリーはバラード系が中心ですが、映画「スパイダーマン2」のアップテンポなテーマ曲も歌っています。リズム感、ナイスですよね。
マイケル・ブーブレ「スパイダーマン」



それにベテラン・シンガー、トニー・ベネットにもよばれて「ジャスト・イン・タイム」を御大とデュエットしています。ジャズ界での男性シンガー出世株ナンバー・ワンです。(ちなみに女性ヴォーカリスト一番手は、ダイアナ・クラールでしょうね)

マイケル・ブーブレとトニー・ベネット「ジャスト・イン・タイム」(NBCテレビ出演のデュエットです)


マイケルは、2年ほど前にプロモーション来日したときにシークレット・ライブを原宿で行っています。たまたま早く気が付いて申し込んだら、幸運にも観ることができたのですが、歌も声もリズム感も本当に素晴らしいものでした(「CDと違わぬ」というのがホメ言葉かどうか分かりませんが、マンマでした)。ただ7曲程度しか歌ってくれませんでしたが・・。

はやく日本でのコンサートが決まることを心待ちにしています。


*さて次はマイケル・ブーブレのプロデューサー、デヴィッド・フォスターの仕事ぶりを続けます。まずはビルボードでもNo.1に輝いた「シカゴ/素直になれなくて」です。

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