カナダが生んだ注目のヴォーカリスト、マイケル・ブーブレです。


今世界で一番スウィング感溢れる歌を歌える人、というのが私の確信です。
デビューして5年くらいになりますが、アメリカ、ヨーロッパの人気はスゴイのに日本の知名度・人気がいまいち、いまに、いまさん、くらいなのが残念でなりません。

どんなヴォーカリストなのかを知ってもらうのに最適のダイジェスト映像がYouTubeにありました。アルバム「コール・ミー・イレスポンシブル」発売時のものです。



マイケル・ブーブレがボビー・ダーリンとの接点を強く感じさせるのは、大成功したファースト・アルバム「マイケル・ブーブレ」の次に発売されたCD&DVD(ライブ)セット「カム・フライ・ウィズ・ミー」にライブ・ヴァージョンの「マック・ザ・ナイフ」が収録されているためです。

 CD+DVDセット組「マック・・」ライブ映像も収録

ところで「カム・フライ・ウィズ・ミー」といえばフランク・シナトラの十八番。
シナトラの定番
この言説から、マイケル・ブーブレに“シナトラ後継者”の肩書きが生まれたと思われますが、私はデビューから現在にいたるマイケルのプロデューサーの次の
言葉にボビー・ダーリンの深~い影響を感じました。

「マイケル・ブーブレは(中略)、彼の世代の若者たちがニルヴァーナやパール・ジャムを聴いていた時、彼はフランク・シナトラやボビー・ダーリンやルイ・プリマを聴いていたから、それが彼の音楽に反映されている(後略)」(プロデューサー:デヴィッド・フォスター)

それになによりも、CDやDVDで聴くマイケル・ブーブレの「マック・ザ・ナイフ」には、誰よりもボビー・ダーリンのスウィング感を最も強く引き継いでいるように思えます。あくまで私見ですが・・・。

ただし、YouTubeで見つけたテレビ出演時のヴァージョンは、マイケルにはちょっと伴奏のテンポが遅くて、彼の本領を発揮できていないのが残念ですが・・・。ご参考までにご覧ください。
マイケル・ブーブレ「マック・ザ・ナイフ」


*次回は、マイケル・ブーブレを見つけて世に送り出したプロデューサー、デヴィッド・フォスターとのいきさつについてです。