1960年代は、三大ミュージカル映画(と、自分で勝手に名付けています(^^;) を筆頭に『ミュージカル映画黄金時代』でした。

三大ミュージカル映画・その1

(作曲:レナード・バーンスタイン、作詞:スティーヴン・ソンドハイム、製作年&日本公開:1961年)

その2

(作曲:フレドリック・ロウ、作詞:アラン・ジェイ・ラーナー、製作年&日本公開:1964年)

その3

(作曲:リチャード・ロジャーズ、作詞:オスカー・ハマースタインII世、製作年&日本公開:1965年)

日本でも、1964年に東宝がこんな名作ミュージカル映画を製作しました。
必見ですよ。


(音楽:黛敏郎、作詞:谷川俊太郎、主演:フランキー堺、雪村いづみ、高島忠夫)

ところで本題です。



「シェルブールの雨傘」↑で成功を収めたドゥミ監督は、再びカトリーヌ・ドヌーヴとミシェル・ルグラン起用して、新しいミュージカル仕立ての映画を製作します。

ロシュフォールの恋人たち」(1967年)です。

共演はドヌーヴの実の姉、フランソワーズ・ドルレアック

美人姉妹が歌うこんなシーンには、胸がときめきます。
もちろん二人とも吹き替えですが。(ここではドヌーヴ役は「シェルブール・・」のダニエル・リカーリ<前回ブログ>と違ってアン・ジェルマンが、ドルレアック役はクロード・バランが、それぞれ担当しています)



ところで、共演のフランソワーズは、映画公開から数ヶ月後、ニース空港に向かう自動車事故で死亡。25歳の若さでした。

交通事故では、前に紹介したクリフォード・ブラウンや、ジェイムス・ディーン、それにT-REXのマーク・ボランも亡くなっています。
悲しいことです。

*次回はフランスを代表する”スノッブ”、
セルジュ・ゲンスブールの登場です。カトリーヌ・ドヌーヴとゲンスブール。フランスものがしばらく続きますが、刺激ネタ満載です。

もちろん「節度ある表現」を心がけますのでお付き合いください。