多彩な活動を続けたサラ・ヴォーン

ルグラン・ジャズでおなじみのフランス人作編曲家、
ミシェル・ルグランとの協演盤も大好きな一枚です。

(ジャケット写真は、サラの熱唱アップ)




とりわけ私のお気に入り;
What are you doing the rest of your life

歌詞の大意は;
あなたは残りの人生をどうやって過ごすの?
私の願いは・・・
あなたの人生の東西南北すべてを、
私の人生の春夏秋冬すべてを、
あなたの日々のニッケルとダイムのすべてを、
ずっと一緒に過ごしてほしいの。

私はこの曲の邦題が「これからの人生」だと知ったときに、
この見事な名訳に感心しました。

もしかして男のほうは、「やっと定年退職後のこれからの人生は気ままに、
多彩にいろんな女性と過ごせるゾーと、内心楽しみにしているかもしれない
のにね~。

作詞は、アランとマリリンのバーグマン夫妻。ルグランの
「風のささやき」も、「思い出の夏」もこのコンビによるものです。

ところでyoutubeを探しましたが、サラとルグランの「これからの人生」は
見つけることができませんでした。

ですからこの曲はあきらめて、同じLPに収録されている
ルグラン編曲で「思い出の夏(The Summer Knows)」を聴いてください。

(URLしか表記できません。)

http://jp.youtube.com/watch?v=jrSvjhD-KfQ 

YouTubeではバーブラ・ストライザンド、ペギー・リーのほか、
ルグラン自身の歌唱もありましたが、ちょと違うのです。

うーん、やっぱりサラの「これからの人生」を聴いてみてほしいです。
なおサラとのヴァージョンでミシェル・ルグランは、グラミー賞の1972年度
ベスト伴奏編曲賞を受賞したと記録にあります。

(LPの裏ジャケットには、ミシェル・ルグランの熱演写真)




*このLPはアメリカのメインストリーム・レーベルのものですが、
次回のテーマは、はミシェル・ルグランとカトリーヌ・ドヌーブ、
フランスに渡りましょか。