日曜の午後、映画「ひまわり」のサントラを聴きました。
名曲揃いのアルバムです。また歴代の映画音楽の中でも、
映画と音楽が一体になって観るものの心を打つ代表的な作品の一つです。
とくに最後の場面。男が望郷の念耐え難く女の住むイタリアに帰って再会した夜、
赤ん坊の泣き声を聞き、女が再婚していたことを知る。
そして男は出征中に助けてくれたロシアの女性の元に帰る。
その別れのシーンに流れるヘンシー・マンシーニの曲「ひまわり」。
戦争が分かつた切ない男女の運命を象徴する名曲ですね。
後にオフコースの小田さんは、この映画のタイトルに使われた
ウクライナの広大な平原に広がるひまわり畑の映像の権利を得て、
グループの解散コンサートに使用したと聞いたことがあります。
この音楽を担当したヘンリー・マンシーニは、若い頃ユニバーサル映画の音楽担当者に
見込まれて仕事をするうちに頭角を現し、音楽映画「グレン・ミラー物語」を担当したそうです。
グレン・ミラーのソフトで優しいサウンドがマンシーニに影響したような気がします。
なおマンシーニは太平洋戦争に志願して陸軍に入隊、この頃生前のグレン・ミラーに
一度だけ会ったようです。ちなみにグレン・ミラーは搭乗した飛行機が行方不明となった
まま亡くなったと映画にもありましたね。
(映画「グレン・ミラー物語」のビデオ)
(P.S.ブログ初心者なので、YouTubeなど貼り付け方が分かりません。
ご容赦願います。)