不都合な偽装 6-1 | 西森大学文芸部

不都合な偽装 6-1

そしてそれから一週間経ってまた環境論の授業だ
今日はいつも通り遅刻すれすれだったので途中で誰かと会うこともなかった。やっぱ俺この方が落ち着くわ。
教室に入るといつも通りまばらに人が入っている。本来受講登録者数から言うと満員になってておかしくないのだが。せっかく中田がクビになったというのにサボるのは罰あたりだというものだぞ、勉学に励め、学生諸君。
それよりどこに座ろうかな・・・


「ふふ、今回は自分が授業に来たから上から目線ですね。」
「き、教授!」
びっくりした、何だ教授か。しかしこの教授、よく見てみるとニヤけている。
「教授何かうれしいことあったんですか」
「何を言うんだね、ふふっ。ふっ、もう始まりますよ、まあ席に着いてください」


教授露骨すぎだろ。しかも先週と比べるとちょっとふっくらしてる気がする。どんだけ中田のせいで気を病んでたんだよ。
えーっと、じゃあちょっと後ろの席に行こうかな・・・ってちょっと待て、ユウキがいるぞ。ちょっと気まずいけどあいつは別に何とも思ってないだろうし話しかけてみよう。


「おーユウキ、隣いいか?」
「お、おう細川。」